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2004 Fiscal Year Annual Research Report

分子インプリントの「星形ナノ粒子」と液膜を用いたキラル分離プロセスの開発

Research Project

Project/Area Number 15710095
Research InstitutionShibaura Institute of Technology

Principal Investigator

吉見 靖男  芝浦工業大学, 工学部, 講師 (30267421)

Keywords星型高分子 / リビング重合 / 分子インプリント高分子 / 液膜
Research Abstract

リビングラジカル重合で、疎水性直鎖poly methylmethacrylate(MMA)を合成した。このリビングpolyMMAを開始剤として、鋳型としてのL-phenylalanineの存在下で架橋性モノマーとしてのmethylele bisacrylamide、機能性モノマーとしてのmethacrylic acidを共重合し、分子インプリント星型高分子を合成した。(この合成法にオリジナリティーがあるが、特許申請準備中のため、方法については詳述を差し控える。)この高分子は、chloroformやdichloromethaneなど、非水溶性有機溶媒によく分散した。この高分子の大きさを光散乱法で分析した結果、その直径は約200nmであった。U字管の中に、ジクロロメタンの有機相と、L-phenylalanine供給水相と回収水相を形成した。攪拌することで、バルク液膜輸送実験を行った。その結果、120時間で、供給相側の10%ほどのL-phenylalanineが、回収相側に移動した。また鋳型を加えずに同じ方法で合成された星型高分子をもちいて同様の輸送実験を行った。その結果、L-phenylalanineの移動は見られなかった。その結果から、分子インプリント星型高分子が、液膜プロセス用のキャリアに利用できることが分かった。今後は、選択輸送能(特にキラル識別能)について評価する。さらに、低濃度側から高濃度側へ移動させるアップヒル輸送についても評価する。

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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