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2003 Fiscal Year Annual Research Report

小売施設立地への統合的アプローチ ―モデル構築と実践―

Research Project

Project/Area Number 15710123
Research InstitutionTokyo University of Science

Principal Investigator

降籏 徹馬  東京理科大学, 経営学部, 助手 (80287466)

Keywords小売集積形成 / シミュレーション / 時空間変動解析 / データマイニング / POSデータ / 滞留時間 / 購買パターン / 商圏
Research Abstract

本年度は研究計画に基づき研究を進めた。本年度中に採択された論文の概要を以下に示す。
論文「人口分布との相互作用を考慮した小売集積形成のシミュレーション」は、小売集積形成のシミュレーションに空間分布構造を、都市における財・サービス(中心財)の需給に関して歴史的にも広く認知されているクリスタラーの蜂房構造を持つ中心地システムのモデルを規範として、まずは先行研究を評価し、その上で小売集積形成と人口分布の相互作用を考慮したモデルへと発展させたものである。さらに、このモデルを用いたシミュレーションでは、人口分布の型そのものについても、Clark型、2変量正規分布型、ドーナツ型の3つの型を想定して人口分布との相互作用を考察している。
論文「時空間を基軸とした百貨店POSデータの分析」は、ある百貨店のID付POSデータに対して、その売上の構造を調べるためにデータマイニングとモデル分析を行った結果を報告したものである。具体的には、顧客分布を把握する消費者密度推定手法を提示し、その変動を実際に把握すること、顧客の店舗内滞留時間と購買額の関係を明らかにすること、購買パターン分析から有力な購買パターンを抽出し、顧客分布および滞留時間と密接に関連していることを示すこと、といった分析結果が主な内容である.その結果から、週末よりも平日の商圏の方が広く、週末の売上は平日の商圏を維持できれば向上させることができること、冬と夏には店舗近隣の居住者に対するアプローチが重要なこと、ポイントカードより割引カードの方が売上への貢献度が高いことや売上に貢献する購買パターンの性質について提案している。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 降籏徹馬, 内野 明, 高橋 裕, 田中伸英: "人口分布との相互作用を考慮した小売集積形成のシミュレーション"日本経営数学会誌. 25・2. 151-163 (2003)

  • [Publications] 降籏徹馬, 西野和美, 寺崎康博: "時空間を基軸とした百貨店POSデータの分析"オペレーションズ・リサーチ. 49・2. 92-100 (2004)

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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