2003 Fiscal Year Annual Research Report
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15710185
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| Research Institution | Yokohama City University |
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Principal Investigator |
柿崎 一郎 横浜市立大学, 国際文化学部, 助教授 (00315821)
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| Keywords | タイ / 交通 / 物流 / 鉄道 / 道路 |
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| Research Abstract |
本年度は日本国内での資料収集と収集した資料の整理・分析を中心に研究を進める予定であったが、ほぼ予定通りに作業が進んだ。交通関係の図書の購入については、他国の交通研究に関する先行研究を中心に30冊程度の図書を購入し、先行研究の整理を行った。また、タイ統計集については当初想定した金額よりも安価に購入できることが判明したことから、当初計画の『タイ統計年鑑』、『タイ農業統計』以外に、『通関統計』、『中央銀行年次経済報告』のマイクロを追加し、主に物流面の変容に関するデータをこれらの統計を利用して作成した。また、京都大学東南アジア研究センターでの資料収集は、6月に同所で行われた研究会での発表の際に予備調査を行ったが、バートンコレクションにはそれほど重要な資料が存在しないことが判明したことと時間的な都合が付かなかったことから、本調査は来年度に延期した。代わりに、アジア経済研究所に新たな資料の存在を発見したことから、同所での資料収集も行った。これらの資料を用いてデータベースや図表を作成しており、そのためのソフトウェアも購入した。本年度の研究成果については、前年度までに収集した資料も使用しながら、「「開発」の時代のタイ鉄道1958-1973年-道路優先政策下での対応-」という論文1本が刊行されている。また、上述のタイ統計集を主要な資料として用いた研究成果を、「フレンドシップハイウェーと畑作物輸送(タイ語)」という題目にて京都大学東南アジア研究センターの「京大タイセミナー」にて発表している。なお、この他に国鉄の機関車調達に関する論文、道路整備と畑作物栽培の増加に関する論文、そして戦中から戦後にかけての鉄道による米輸送に関する論文の計3本が本年度中に完成しており、投稿中あるいは投稿準備中となっている。
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