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2005 Fiscal Year Annual Research Report

近代翻訳語成立史の基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 15720102
Research InstitutionIbaraki University

Principal Investigator

櫻井 豪人  茨城大学, 人文学部, 助教授 (60334009)

Keywords国語学 / 国語史 / 翻訳語 / 近代日本語 / 洋学資料 / 書誌学 / 辞書 / 単語集
Research Abstract

本研究は、近代翻訳語の成立を明らかにする際によく参照される基礎的資料について、その編纂方法や成立事情を明らかにしつつ、そこに含まれている翻訳語の成立過程を明らかにしようとするものである。平成17年度の主な研究実績は以下の通り。
1.先に刊行した『『類聚紅毛語訳』・『改正増補蛮語箋』・『英語箋』』に引き続き、『英吉利単語篇』『法朗西単語篇』『英仏単語篇注解』『改正増補英語箋』(二種)などの影印・対照表・索引の作成を行なった。また、それに伴い、影印の原本とする資料を確定すべく、各地の図書館に所蔵されている資料の書誌調査を改めて行なった。『英吉利単語篇』『法朗西単語篇』『英仏単語篇注解』の影印・対照表・索引の刊行は、2006年度中に行なう予定である。
2.『類聚紅毛語訳』の編纂に大きな影響を与えたとされる宇田川玄随編『西洋医言』(写本)について、現存を広く知られている杏雨書屋蔵本や早稲田大学洋学文庫蔵本、東京大学総合図書館蔵本以外にも、津市図書館稲垣文庫蔵本について撮影を行い、異同状況を調べた上で『類聚紅毛語訳』の編纂に用いられたのがどの写本に近いものであったのかについて検討した。
3.東京大学総合図書館蔵の宇田川玄随自筆『槐園漫稿』および『槐園遺稿』について調査し、その中に『西洋医言』の成立に関わる記述があることを新たに見出した。
4.『英語箋』などにおいて所々散見する古い方言と思われる語について、近世の方言資料などを参照することによってその由来を追及した。
5.これまで調査した西洋語対訳単語集について、一冊の著書にまとめるべく、細かい記述の再確認を行なった。

  • Research Products

    (3 results)

All 2006 2005

All Journal Article (2 results) Book (1 results)

  • [Journal Article] 表音文字が最初に伝わってきたらどうなったか2006

    • Author(s)
      櫻井豪人
    • Journal Title

      國文學 解釈と教材の研究 51-4

      Pages: 74-77

  • [Journal Article] ローマ字書きが二通り併用されたのはなぜか2006

    • Author(s)
      櫻井豪人
    • Journal Title

      國文學 解釈と教材の研究 51-4

      Pages: 81-84

  • [Book] 類聚紅毛語訳・改正増補蛮語箋・英語箋(影印編)(解題・対照表・索引編)2005

    • Author(s)
      櫻井豪人
    • Total Pages
      630+262
    • Publisher
      港の人

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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