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2005 Fiscal Year Annual Research Report

日系企業現地法人における経営者育成システムの研究

Research Project

Project/Area Number 15730197
Research InstitutionKomazawa University

Principal Investigator

日野 健太  駒澤大学, 経営学部, 専任講師 (70339670)

Keywordsリーダーシップ / 企業倫理
Research Abstract

研究最終年にあたる本年は、昨年までの実績を取りまとめるとともに、近年注目される企業の社会的責任(CSR)の制度化における経営者の役割について、検討した。
日系企業現地法人に限らず、現代の経営者育成において要求されるのは、変化を生み出す能力である。ティシー、コッターらの見解に従えば、それはリーダーシップ能力を持った人材に他ならない。
本年は、リーダーシップに関する既存研究の文献研究を行ったが、以下のような事実を指摘することが出来る。
(1)1970年代の経路目標理論、LMX理論を端緒として、フォロワーの主観に配慮した理論構築の試みがなされるようになっている。
(2)1980年代以降は、変革型リーダーシップ、カリスマ型リーダーシップの諸研究が行われるように、なった。変革型リーダーシップはリーダーの行動を数次元に集約すること、カリスマ型理論は、組織変革をいくつかの段階に分け、それぞれの段階でとるべき行動について論じている。
(3)しかしながら、多くの研究が共通して、ビジョンを打ち出すことの重要性は指摘しているものの、「どのようなビジョンを打ち出すべきか」ということについて、議論が深まっているとは、言えない。
(4)優れたビジョンを打ち出せる経営者が育成しうるか否かは、議論が尽くされていない。ティシー、ベニスなどが、リーダーを育成する環境についていくつか検討している。また、これは、CSRの分野において、倫理をしばしば個人のパーソナリティに帰属させるのと同様の傾向である。

  • Research Products

    (3 results)

All 2006

All Journal Article (1 results) Book (2 results)

  • [Journal Article] 企業の社会的責任(CSR)の定量的研究2006

    • Author(s)
      日野健太
    • Journal Title

      経営学論集 76(印刷中)

  • [Book] 江戸に学ぶ企業倫理2006

    • Author(s)
      日本取締役協会
    • Publisher
      生産性出版(印刷中)
  • [Book] 経営学基礎2006

    • Author(s)
      百田義治
    • Publisher
      中央経済社(印刷中)

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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