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2003 Fiscal Year Annual Research Report

社会規範からの逸脱行為の悪質性を規定する要因に関する研究

Research Project

Project/Area Number 15730286
Research InstitutionKinjo Gakuin University

Principal Investigator

北折 充隆  金城学院大学, 人間科学部, 講師 (30350961)

Keywords信号無視 / 記述的規範 / 命令的規範 / 急ぎ要因 / 慣れ要因 / 悪質性評価 / 交通違反 / 縦断調査
Research Abstract

交差点での歩行者の信号無視に影響する要因として、急ぎ要因と慣れ要因に着目した論文を投稿し、改稿を加えてきたたものが受理された。本論文研究1では、講義に遅れそうで急いでいる学生を対象とした行動観察を実施し、急ぎ要因は個人の行動判断に直接影響するのではなく、記述的規範"渡れ"の形成を媒介した間接的な影響要因であることを明らかにした。研究2では信号無視行動に対する慣れ要因の影響に関する比較検討を実施し、初めて交差点を通る歩行者として受験の下見に来た高校生と、普段からこの交差点を通っている通学歩行者群との比較を行った。その結果、初めて交差点を通る歩行者は日常的に交差点を通っている歩行者よりも、より信号を遵守する傾向が強いことが明らかとなった。
また、悪質性評価研究の基礎データとして、交通違反の悪質性評価に関する縦断的調査の第一回目のデータを取り、悪質性評価の変化を見るための基礎的な分析を行った。すなわち、平成14年6月に道路交通法が大幅に改正され、危険運転致死傷罪の設置や飲酒運転への罰則強化など、悪質な交通違反に対する制裁が強化されたことを受け、これらの違反行為に対する悪質性評価の変化を見るための基礎データを取った。これらの変数は同じく違反でも違反状況や周囲の環境を多面的に含めた項目設定となっている。同時に記入を求めた免許取得歴、および普段の運転経験などとどう関連しているのかに着目し、現在分析を進めている。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 北折充隆, 吉田俊和: "歩行者の信号無視行動に関する観察的検討-急ぎ要因と慣れ要因の影響について-"社会心理学研究. 19巻3号. 234-240 (2004)

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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