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2003 Fiscal Year Annual Research Report

児童・思春期の子どもの信頼関係ネットワークと学校適応との関連についての研究-親、教師、クラスメイトとの相互対人的信頼感による検討-

Research Project

Project/Area Number 15730294
Research InstitutionUniversity of Yamanashi

Principal Investigator

酒井 厚  山梨大学, 教育人間科学部, 講師 (70345693)

Keywords信頼関係ネットワーク / 児童・思春期 / 学校適応
Research Abstract

本研究は、児童・思春期の青少年を対象とし、子どもの学校適応に影響する要因の検討を目的としている。影響要因として注目しているのは、(1)子どもと周囲の親密な他者との信頼関係ネットワークを中心とする環境要因と、(2)精神疾患や問題行動との関連が認められてきている気質や性格といった子ども側の要因である。平成15年度は、次年度以降行う予定の追跡調査の初年度として、学校適応に影響する環境要因と子ども側要因をできるだけ網羅した基礎的データの収集を試みた。今回の縦断研究に登録された対象者は、双生児の子どもを持つ約420家庭(小学生360名、中学生261名、高校生以上228名)である。対象者の子どもが双生児となることで、子ども側要因としては気質や性格とともにその背景にある遺伝要因について検討することができるようになり、また学校適応に影響する環境要因である信頼関係ネットワークにきょうだい関係を含むことができるなど、子どもの学校適応への影響要因をより詳細に検討することが可能となった。
初年度の研究から得られた結果から、子どもが学校に適応的であるか不適応的であるかには、従来の研究で認められている親や友人ばかりでなく、その他の他者との信頼関係ネットワークの良好さが影響することが示唆された。また、研究対象者が双生児であるという特徴を生かし、子どもの学校適応に対する環境要因と遺伝要因の双方からの影響について検討を行った。これらの研究成果については来年度の日本心理学会(第68回大会、平成16年9月12〜14日)、教育心理学会(第46回総会、平成16年10月9〜11日)で発表予定である。

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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