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2004 Fiscal Year Annual Research Report

幼児期におけるプロジェクト活動の展開可能性と評価方法に関する研究

Research Project

Project/Area Number 15730351
Research InstitutionKyoto Prefectural University

Principal Investigator

服部 敬子  京都府立大学, 福祉社会学部, 助教授 (70324275)

Keywordsプロジェクト活動 / 生活体験 / ごっこ遊び / 対話 / 音あそび / 表現活動
Research Abstract

研究a 4月当初「荒れた」姿をみせていた5歳児クラス、及び、軽度発達障害と診断され、高機能広汎性発達障害(HFPPD)やADHD(注意欠陥多動性障害)が疑われる5歳児男児3名を対象とした小集団保育の一年間を追い、共同あそびが可能になる条件と対象児らの発達変化について検討を行った。保育計画の立案に際して、5歳児クラスでは近くの山を探検するごっこ遊びの仕掛けを工夫し、小集団保育では、「買い物に行って-おやつを作る」「大根を掘りにいって-皮を剥いて・・・」など、生活体験と遊びとを有機的に結びつけ、活動の流れが必然的になるように工夫した。身近な社会を体感する、「〜したら〜する」「〜したら〜になる」といった関係を理解する、ごっこ遊びのイメージをつくる、保育活動に保護者も巻き込み、体験を「お手伝い」として活かすといった点はレッジョ・エミリア保育学校のプロジェクト活動の中で重視されていることとも共通し、こうした取り組みの中で、荒れた姿をみせたり、コミュニケーションの難しさをもつ子どもたちも、他者を必要とし、共感して認め合う関係を築いていけることがわかった。(『自己信頼感の育ちに着目した「ことばの教室」における保育の評価-共同あそびに至るまでの保育の工夫と対象児らの発達変化についての考察』岐阜東幼稚園研究紀要,2004、『保育計画のつくり方・いかし方』ひとなる書房、2004)
研究b 音楽家らと協働し、幼児を対象とした「音あそびプロジェクト」を行い、自分の身体と"対話"する方法や、イメージをふくらませて他の遊びに発展させる方法について検討した。「シュー」「くすくす」などの擬音語から、3歳児クラスではごっこ遊びに発展し、4歳児クラスでは言葉あそびにつながるなど、対話や表現活動としての音あそびの可能性が示唆された。(『園児とつくった音楽あそび40「音・リズム・からだ」』民衆社、2005)

  • Research Products

    (3 results)

All 2005 2004

All Journal Article (1 results) Book (2 results)

  • [Journal Article] 自己信頼感の育ちに着目した「ことばの教室」における保育の評価-共同あそびに至るまでの保育の工夫と対象児らの発達変化についての考察-2004

    • Author(s)
      服部 敬子
    • Journal Title

      岐阜東幼稚園研究紀要

      Pages: 195-198

  • [Book] 園児とつくった音楽あそび40「音・リズム・からだ」2005

    • Author(s)
      野村誠, 林加奈, 鈴木潤, 服部敬子
    • Total Pages
      120
    • Publisher
      民衆社(予定)
  • [Book] 保育計画のつくり方・いかし方2004

    • Author(s)
      渡邉保博, 加用美代子, 上月智晴, 西川由紀子, 服部敬子, 平沼将博
    • Total Pages
      254
    • Publisher
      ひとなる書房

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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