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2003 Fiscal Year Annual Research Report

インドにおける子どもの生活世界のネットワーク構造と知の生産プロセス

Research Project

Project/Area Number 15730355
Research InstitutionHyogo University of Teacher Education

Principal Investigator

武井 敦史  兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (30322209)

Keywordsインド / ネットワーク / 就学 / 生活世界 / 情報メディア
Research Abstract

本研究はフィールド調査に基づき、子どもの生活世界における知の生産構造を、(1)社会的規範の伝達形態、(2)対人ネットワーク構造による社会的知識の獲得、(3)情報メディアの活用とその影響、(4)学校教育の機能の4視点から検証するものである。インド社会の知的生産における特質を子どもの生活の場に存在するネットワーク構造の観点から解明することで、インドの公教育が抱える課題を浮き彫りにすることが本研究の最終的なねらいである。
平成15年度はa)関係資料の収集、b)調査地域の選定、c)調査事項の洗練に重点をおいて研究をすすめた。その概要は下記の通りである。
a)関係資料の収集
国内外の活用可能な資料を収集した(67点)。現在既に、合計200点あまりの資料を収集しているが、インドの大学・研究機関等にのみ所蔵されている未収集資料が多数あると考えられる。収集した資料の種類は下記の通り。
・農村地域の学校施設、教育状況、識字率、就学率等に関する実態調査および基礎統計等。
・ネットワークと学習理論に関する先行研究
b)調査地域の選定
本年度11月に1週間あまりインドにて予備調査を行い、調査目的から見た地域の妥当性と調査の可能性を考慮して調査対象地域の選定を行っている。しかし、不確定要素が多く現在も検討中の段階である。
c)調査事項の洗練
予備調査及び関連領域の先行研究をもとに調査事項を洗練した。だが特に社会的規範の伝達形態、対人ネットワーク構造等、計測困難な事項についてはより一層の調査方法上の洗練が必要である。この目的のため、本年度11月にはタイにて途上国の教育調査に関する研究相談も行った。

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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