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2005 Fiscal Year Annual Research Report

自発的ベシクル系における表面吸着膜のレオロジー

Research Project

Project/Area Number 15750002
Research InstitutionSaitama University

Principal Investigator

VILLENEUVE Masum  埼玉大学, 理学部, 助手 (30304554)

Keywords吸着膜 / 二分子膜 / ベシクル-ミセル転移 / 界面張力 / 緩和現象 / NMR / 陰イオン-陽イオン界面活性剤混合系
Research Abstract

(1)デシル硫酸ナトリウム-臭化デシルトリメチルアンモニウム混合重水溶液系のベシクル-ミセル転移の核磁気緩和による動的研究
アニオン-カチオン界面活性剤混合水溶液では、混合比や濃度によってベシクルやミセル等の様々な会合体を自発的に形成する。従来それらについて熱力学的考察がなされてきた。本研究ではNMRによる緩和時間と磁場勾配を利用した拡散係数の測定から、水溶液中における構造形成とベシクル-ミセル転移に関する動力学的検討を行い、これまでの熱力学的解析と合わせて考察することにより、有意義な知見が得られた。特に水溶液中における複雑な構造形成を、NMRを用いた緩和測定等を主として、会合体全体の運動および会合体中の界面活性剤の運動について、相関時間の観点から定量的に評価した。それらの結果はJ.Phys.Chem.Bに投稿中である。
(2)ペルフルオロオクタン酸ナトリウム-臭化デシルトリメチルアンモニウム系の会合体形成の相図および動的界面張力測定
界面活性剤の片方をフッ化炭素鎖を有するものに変えると、相図中のベシクル存在領域が拡張することが明らかになった。また吸着平衡に到達するまでの時間は両方の界面活性剤が炭化水素鎖を持つものの組合せより短いことが明らかになった。論文を準備する予定である。
(3)ペルフルオロオクタン酸ナトリウム-臭化デシルトリメチルアンモニウム混合重水溶液系のベシクル-ミセル転移の核磁気緩和による動的研究
(2)で明らかにした相図をもとに(1)と同様にベシクル-ミセル転移に関する動力学的研究を続行している。炭化水素をフッ化炭素に変えた効果を検討中である。論文を準備する予定である。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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