2003 Fiscal Year Annual Research Report
スケジューリングによる適応型外乱抑制フィルタの最適設計に関する研究
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15760149
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| Research Institution | The University of Electro-Communications |
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Principal Investigator |
長塩 知之 電気通信大学, 電気通信学部, 助手 (80334580)
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| Keywords | ゲインスケジュール制御 / 外乱抑制フィルタ / 線形行列不等式 / H∞制御 / 移動体通信 / 成層圏プラットフォーム / 強正実 / 対称 |
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| Research Abstract |
本研究は,高速で移動する物体(自動車,船舶,航空機)に搭載された回転式アンテナを,地上基地局,あるいは,人工衛星や成層圏プラットホームなどの通信対象に対して,高い精度で指向できる制御系の構築を目的としている.このうち,本年度の研究活動により得られた成果は以下である.
1.回転式アンテナを搭載した移動体(自動車)の数値モデルを作成した.また,このモデルにもとづいた実験機の設計を行い,製作を開始した.
2.周波数に依存して変動する外乱抑制フィルタを,アフィンパラメータ依存形式で記述する手法を考案した.
3.周波数に依存して変動する外乱の影響を抑制し,かつ,アンテナの追従性能を向上させる制御器を,ゲインスケジュール制御法を拡張した手法により設計した.そして,その有効性を数値シミュレーショシにより確認した.
4.将来のさらなる性能向上を目指し、パラメータ依存系,及び,非線形系における対称な構造を持つ制御器の設計法について検討した.
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