2004 Fiscal Year Annual Research Report
姿勢センサーを用いた建設作業者の安全確保のための支援システムの開発に関する研究
Project/Area Number |
15760431
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
蔡 成浩 早稲田大学, 理工学術院, 講師 (50350434)
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Keywords | 作業姿勢 / 作業負荷 / モニタリング / 6自由度データ |
Research Abstract |
作業のモニタリングシステムによって収集した作業者の動きの情報を用いて現場における作業者の安全を判断する支援方法を構築するために、3次元モデルを用いた作業手順の作成方法と作業負荷の判定方法を提案し、現場調査によって収集したデータに基づいて適用した結果から提案した方法が有効であることを確認した。 以下の項目に得られた成果を示す。 1.建築作業の情報収集 安全作業の支援に必要な基本資料の収集のために、建築工事におけるシャシ取付け作業を対象に現場状況の実態調査を行った。調査工程はシャシの現場搬入から取付けまでとし、作業者の姿勢、仮設部材の状態、部材の種類、作業道具の仕様、安全対策、現場の危険箇所などのデータを収集した。また、作業者や職長へのヒアリングを行い、実際作業者が感じる作業上の問題点を明確にした。 2.3次元空間における作業のシミュレーション 3次元モデルを用いて建築作業の作業手順と現場状況をモニタリングするための方法を構築した。さらに、実態調査によって収集したデータに基づいて、3次元空間における作業モデルを作成し、各種条件における作業手順のモニタリング実験を行った。その結果、作成した作業モデルが現場における危険場所の認識、作業中の注意事項の把握、稼動通路の設定に有効であることを確認した。 3.安全性の判断方法の確立 作業者の動きの各身体部位の3次元座標データを収集して作業姿勢を判断し、その作業姿勢から作業負荷を算出するための方法を提案した。さらに、作業者の3次元モデルを用いてバーチャル空間に作業を再現することによって作業中に起こりうる危険性をモニタリングするためのシステムを作成した。壁石膏ボード取り付け作業において提案した方法を適応し、作業負荷の算出に有効であることを確認した。
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Research Products
(2 results)