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2003 Fiscal Year Annual Research Report

属間交配によるペチュニア新品種作出に関する研究

Research Project

Project/Area Number 15780018
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

渡辺 均  千葉大学, 環境健康都市園芸フィールド科学教育研究センター, 助手 (80301092)

Keywords属間雑種 / Petunia / Calibrachoa / 無菌播種 / 胚珠培養 / カルス化
Research Abstract

(1)異ゲノム間の交雑親和性の調査
種子親を2n=14のPetuniaとして10分類群を種子親として用いた。花粉親を2n=18のCelibrachoa、34分類群を用いて交配を行なった。この交配から、2n=14のPetunia interiorとP. occidentalisが橋渡し種として抽出された。一方、2n=18のCelibrachoaでは、C.pubescens, C. sendtneriana, C. pygmaeaが花粉親として橋渡し種になり得ることが明らかとなった。これらの種子親および花粉親を用いて、数組み合わせで交配を行ない胚珠培養の予備試験を行なった。
(2)異ゲノム間交配による花粉管伸長の調査
(1)の異ゲノム間交雑による各組み合わせでの花粉管伸長状況を蛍光顕微鏡によって観察した。(1)で抽出した種子親および花粉親の数組み合わせで、花粉管伸長の進んだ組み合わせを無菌播種および胚珠培養に用いることを考えたが、すべての組み合わせで胚までの花粉管の伸長が確認された。
(3)胚珠培養
1)(1)および(2)の予備試験によって異ゲノム間で交雑親和性の見られた特定の組み合わせの交配を行なった。特に、(1)で抽出されたPetuniaおよびCalibrachoaを種子親、花粉親として集中的に交配を行なった。
2)得られた未熟種子を1/2MS培地(Sucrose 3.0%、ホルモンフリー)で無菌播種し、雑種個体の作出を試みた。その結果、P. interiorを種子親、C. pubescensを花粉親として交配した時にカルスが形成されたが、発芽個体は得られなかった。
3)また、得られた胚珠を1/2MS培地(Sucrose 3.0%、ホルモンフリー)で胚珠培養を行なったが、発芽個体は得られなかったが、カルスが形成された。
4)無菌播種および胚珠培養によって得られたカルスを培養し植物体の育成を試みた。カルスを高温下で分化させ、幼植物体を育成した。現在、増殖中であり、数ヵ月後に順化の予定である。

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Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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