• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2004 Fiscal Year Annual Research Report

梅物の防御反応を誘導するペプチドのコンビナトリアル化学の手法による探索

Research Project

Project/Area Number 15780087
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

宮下 正弘  京都大学, 農学研究科, 助手 (80324664)

Keywordsペプチド / コンビナトリアルケミストリー / 植物防御反応 / 過酸化水素 / スクリーニング
Research Abstract

昨年度までの研究において、コンビケム手法によって作製したペプチドライブラリから植物の防御反応を誘導するペプチドを効率的に探索することを目的とした、ハイスループットスクリーニング法を構築した。今年度は、本スクリーニング法の有効性を確認するため、エリシター活性を有することが知られているフラジェリンペプチドの配列をもととして、そのN末端の3残基をランダム化したペプチドライブラリ(配列:X_1X_2X_3SAKDDAAGLQ,X_nはCysを除く19種類のアミノ酸)を作製し、スクリーニングに供した。このライブラリには理論上19x19x19=6,859種類のペプチドが含まれている。スクリーニングの結果、合計25種類の活性ペプチドが見いだされた。これらの活性ペプチドのランダム化した部位の配列を見ると、X_2位にはLeu、Ile、Valのような枝分かれのあるアルキル基を側鎖にもつアミノ酸が、またX_3位には一つを除いてすべてAsnが含まれていることが分かった。X_1位にはすべての種類のアミノ酸が出現し、特に傾向は見られなかった。このフラジェリンペプチドの本来の配列はX_1=Arg、X_2=Ile、X_3=Asnであることから、この結果は妥当なものであると考えられ、本スクリーニング法による活性の判定が正確であることを示している。特にX_3位にはAsnのみ見いだされたことから、フラジェリンペプチドのAsn残基の活性発現に対する重要性も明らかとなった。以上の結果から、本研究で考案したスクリーニング法は、コンビナトリアルライブラリから植物の防御反応を誘導する新規化合物を探索する方法として十分機能するものであることが分かった。

  • Research Products

    (1 results)

All 2004

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] Structure-Activity Relationships of Flagellin-Derived Peptides Which Induce Plant Defence Reponses2004

    • Author(s)
      K.Miyata, Y.Otake, M.Miyashita, H.Miyagawa
    • Journal Title

      Peptide Science 2003

      Pages: 293-294

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi