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2003 Fiscal Year Annual Research Report

甲状腺疾患をモデルとした自己免疫疾患予後予測検査法の開発

Research Project

Project/Area Number 15790277
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

渡邉 幹夫  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (50294088)

Keywords自己免疫疾患 / 病態予測 / バセドウ病 / 橋本病 / 重症度 / 難治度 / 遺伝子検査 / ゲノム変異
Research Abstract

自己免疫性甲状腺疾患患者(バセドウ病および橋本病)を病歴および検査成績の経過により病態分類を行い、それぞれの患者から大阪大学研究倫理審査委員会にて承認された方法に従ってインフォームドコンセントをとり、匿名化したサンプルDNAおよび血清を収集継続中である。すでに、各疾患病態によってはサンプル数が解析可能な数に達しており、一部を用いて血清サイトカイン等を測定して解析中あるいは発表準備中である。
具体的には、患者血清のインターロイキン10濃度が、バセドウ病の難治群において、寛解導入できた群よりも高く、インターロイキン4濃度には差が認められなかったことから、病態変化に2型ヘルパーT細胞が関与しているとされるバセドウ病では、2型ヘルパーT細胞が分泌するサイトカインのうち、インターロイキン10が特に強く関与している可能性が示唆された。また、インターロイキン10が誘導するイムノグロブリンG3サブクラス産生細胞数が、同様にバセドウ病の難治群において増加していることを示した。この結果はアメリカ甲状腺学会誌Thyroidに掲載済み、あるいは掲載予定である。
加えて、いくつかの病態に関与していると思われる血清中の免疫学的因子を解析中で、それらの結果を基にしてより確実な病態予測検査法を開発予定であり、病態と関連している可能性のある免疫学的因子関連ゲノム遺伝子上の多型分布を解析中である。並行して、病態によってはサンプル数が不足しているグループがあるため、さらに信頼性の高い解析を行うために引き続き患者サンプルの収集を行っている。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Keiko Takeoka et al.: "Increase of serum interleukin-10 in intractable Graves' disease"Thyroid. 14(3). 205-208 (2004)

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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