2003 Fiscal Year Annual Research Report
新規中間径フィラメント・デスマスリンに結合する因子の探索
Project/Area Number |
15790446
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
水島 和幸 群馬大学, 医学部, 助手 (00344945)
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Keywords | desmuslin / yeast two-hybrid / 筋細胞 / dystrophin |
Research Abstract |
desmuslinは、α-dystrobrevin-1をbaitとして行ったtwo-hybrid法で新規に見いだされた中間径フイラメントタンパク質で、免疫沈降法ではα-dystrobrevin-1とdesminに結合するという特性を持つ。そこで本研究では、desmuslinに結合する因子の探索を行い、desmuslinの機能を解析することで筋細胞膜・筋細胞骨格の構造および筋収縮機構の解明に近づくことを目的としている。まず、Yeast Two Hybrid法を用いて網羅的にdesmuslinに結合する蛋白質の探索を行い、その後、単離された個々の因子について詳細な検討を行う予定である。本年度は、Yeast Two Hybridのbaitベクターを構築するためにヒト筋cDNAライブラリーからdesmuslinの全長cDNAをPCRで増幅し、baitベクターにサブクローニングした.さらに結合部位の検討のために全長cDAの5'側,3'側を増幅したcDNAおよびヒトリンパ球より分離したDNAより増幅したイントロンを含むdesmuslin genomeをbaitベクターにサブクローニングした. 上記にて構築したベクターをbaitとして用い、ヒト筋cDNAライブラリーからdesmuslinに結合する蛋白質をYeast Two Hybridの系を用いて網羅的に探索している。現在この系のなかでいくつかのdesmuslinに結合するcDNAが単離され、これらについて塩基配列の決定および既知の遺伝子との相同性の検討を行っている。
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