• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2003 Fiscal Year Annual Research Report

原爆被爆者集団におけるシェーグレン症候群の有病率調査

Research Project

Project/Area Number 15790516
Research InstitutionRadiation Effects Research Foundation

Principal Investigator

飛田 あゆみ  財団法人 放射線影響研究所, 臨床研究部, 科長(研究員) (00359465)

Keywordsシェーグレン症候群 / 原爆被爆者 / シルマーテスト / サクソンテスト / 抗SS-A / Ro抗体 / 抗SS-B / La抗体
Research Abstract

1.Adult Health Study集団を対象としてシェーグレン症候群に関する調査を開始した。
1)男性258例、女性385例、計643例から同意を得られ、平均年齢は71.2歳だった。
2)眼球乾燥症状は94例(14.6%)で陽性、口腔乾燥症状は170例(26.4%)で陽性であった。
3)涙液分泌量検査(シルマーテスト)は605例で実施し、涙液分泌量が低下していたのは242例(37.6%)だった。
4)唾液分泌量検査(サクソンテスト)は605例で実施し、唾液分泌量が低下していたのは152例(25.1%)だった。
5)血清学的検査は643例で行い、抗SS-A/Ro抗体は25例(3.9%)で陽性、抗SS-B/La抗体は5例(0.8%)で陽性だった。
6)ローズベンガル染色検査は216例で実施した。
7)唾液腺エコー検査は292例で実施した。
8)唾液腺MRI検査は111例で行った。
2.上記検査での問題点を検討した。
1)シルマーテストでは、眼痛により途中で検査を中止した例があった。
2)サクソンテストでは、嘔吐反射で気分不良になった例や、義歯のためよくかめない例があった。
3)検者間で手技のばらつきがないように、シルマーテストではろ紙の挿入の位置の確認、検査の体位の確認を行った。また、サクソンテストでは声かけの方法の確認、絶食で来所した場合は、同意取得の際に水分摂取を促すなどの対策をとった。
来年度は上記問題点をふまえて検査を続行し、診断の確定と有病率の算出を行う予定である。

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi