2005 Fiscal Year Annual Research Report
皮膚ランゲルハンス細胞における抗原提示制御分子の解析
Project/Area Number |
15790568
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
渡邊 孝宏 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (30280960)
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Keywords | ランゲルハンス細胞 / 樹状細胞 / マクロファージ / 抗原提示 |
Research Abstract |
平成16年度までに、ランゲルハンス細胞(Langerhans cell, LC)が成熟する際に発現が増強する遺伝子implantation-related RGS2-like protein (AF432916)をクローニングした。リンパ臓器(胸腺、リンパ節、脾臓)、非リンパ臓器(脳、腎臓、肝臓)、樹状細胞(LC,脾臓由来CD11c^+細胞、bone marrow-derived dendritic cell [BMDC])、マクロファージのcell line(J774.1、J774A.1、RAW264)におけるこの遺伝子の発現の変化をreal-time PCRを用いて解析したところ、免疫担当細胞では樹状細胞にこの遺伝子が特異的に発現していること、精製直後のLC、脾臓由来CD11c^+細胞では発現は認められなかったが、BMDCでは精製直後より強い発現がみられること、さらにLC以外の樹状細胞においても成熟に伴い発現が増強することがわかった。次にこの遺伝子にコードされている蛋白のうち、C末端側の18アミノ酸を合成し、ウサギに免疫してポリクローナル抗体を作製した。この抗体を用いてFACSを行い、LCとBMDCでは成熟に伴いAF432916の発現が増強していることを蛋白レベルでも確認した。また、BMDCではデキサメサゾン添加によりAF432916の蛋白発現が抑制されるが、IL-10やTGF-β添加では抑制されないこと、LPS、コルヒチン存在下では蛋白発現が増強することが示された。
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Research Products
(4 results)