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2003 Fiscal Year Annual Research Report

細胞シート工学によるハイブリット型人工気管・気管支の開発

Research Project

Project/Area Number 15790751
Research InstitutionTokyo Women's Medical University

Principal Investigator

神崎 正人  東京女子医科大学, 医学部, 助手 (80277136)

Keywords細胞シート / 人工気管 / 気管気管支形成術 / 気管上皮 / 気管軟骨 / 温度応答性培養皿
Research Abstract

家兎の気管・気管支より、気管・気管支上皮を採取し、細胞を培養、継代するととができた。培養細胞の細胞浮遊液を人工血管内に注入し、上皮の生着をヌードラットを用いた実験で確認した。径6〜8mmのリング付き、ポリエステル製、ニット織りの高分子製人工血管を家兎頸部に埋め込み、胸鎖乳突筋に固定することで、人工血管中心部への周囲からの血流(血管新生)が可能であった。その人工気管を家兎頸部気管に移植したところ、2週間から9週間の生存を得られた。気管支鏡で内腔を観察したところ、咳そう反射にても、リング付き人工血管は虚脱することなく十分な強度で内腔の保持が可能であった。
軟骨細胞により、細胞シートを作成し、軟骨細胞シートを3次元マニピュレーション化させ、積層し、ラットの胸腔内に塗布したところ、2週間目より軟骨は顕微鏡で確認可能となり、4週間目には軟骨細胞はほぼ細胞シート全体に肥厚するように発達していた。今後、気管・気管支軟骨を胸腔内の培養から埋め込んだ人工血管の内腔を被覆させる予定である。
現在、気管・気管支上皮細胞シートの培養は継続中であり、温度度応答性培養皿から回収した細胞シートの病理学的評価、細胞シートの回収および人工血管の内腔への被覆および生着率の評価を行っている最中である。
また、共培養した軟骨細胞シートをさらに、生体内で、筒状にする実験を継続中である。
日本呼吸器内視鏡学会、日本胸部外科学会で人工気管に関する発表を行った。

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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