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2004 Fiscal Year Annual Research Report

前立腺癌におけるアンドロゲン受容体の動態・構造解析

Research Project

Project/Area Number 15790848
Research InstitutionKanazawa University

Principal Investigator

今尾 哲也  金沢大学, 医学部附属病院, 助手 (70345619)

Keywords前立腺癌 / アンドロゲン受容体
Research Abstract

前立腺癌においてアンドロゲン受容体(AR)の働きは極めて重要である。我々は、まず、ARの前立腺癌細胞内でのARの局在を調べるために、ARのN末側にEGFP蛋白を融合させた蛋白質を発現させるプラスミドを構築した。当初、ARのN末を30アミノ酸欠失させたARを用いてARの発現および活性をルシフェラーゼアッセイで調べるところであった。しかし、このプラスミドはDHT存在の有無にかかわらず全くPSAのプロモータ活性を全く誘導しなかった。ところが、PSAプロモータの変わりにMMTVプロモータを用いて同様の実験を行うと、MMTVプロモータ活性はDHTにより誘導された。このためさらにN末を欠失させたAR、完全なN末を含むARを発現するプラスミドをPCRにて作成し、PSAプロモータ活性を調べたところ、完全長のARを発現するプラスミドのみDHTによってPSAプロモータ活性が誘導された。以上のことから、ARのN末30アミノ酸の領域にプロモータ特異的に発現を誘導する領域があることが示された。この約30アミノ酸に結合する蛋白質の同定をbacteria-two hybrid法を用いて行うためにbacteriaで30アミノ酸を発現するベクターを作成した。現在、それを用いて可能性のあるクローンを100遺伝子クローン化した。
また、できあがった完全長ARを発現するEGFP融合プラスミドをラットの前立腺癌細胞株R3327H-G8-A1にG418を用いて安定導入を試み、ARの蛍光を発する安定導入株を樹立した。

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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