2003 Fiscal Year Annual Research Report
新たな内耳疾患予防・治療法 HSP誘導剤による内耳保護作用 (Otoprotetion)の検討
Project/Area Number |
15790959
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
新藤 晋 日本医科大学, 医学部, 助手 (00350067)
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Keywords | 内耳 / 難聴 / Geranylgeranyl acetone(GGA) / Bimoclomol(BRLP-42) |
Research Abstract |
難聴、めまいの原因となる末梢性内耳障害は臨床上重要な疾患である。その原因は様々なものが考えられているが、その治療法となると確立されたものは数少ない。このため新たな治療法の開発が必要であり、近年様々なメカニズムを有する薬剤が開発されている。その中で我々はHSP誘導剤に着目した。その中でも組織障害の無い、非毒性の物質によるHSP誘導剤としてGeranylgeranyl acetone(GGA)、Bimoclomol(BRLP-42)を用いる。 これらHSP誘導剤を用いて内耳障害に対する保護効果を見るわけであるが、それにはまず内耳障害モデルの作成が必要となる。内耳障害モデルとして 実験動物:プライエル反射正常のモルモット 障害方法: 1.カナマイシン(400mg/kg)皮下注2時間後にエタクリン酸(50mg)を静注するモデル。 2.カナマイシン(400mg/kg)皮下注を2週間連日で行うモデル 上記2つの障害モデルを用いる。内耳障害の評価はABRおよび免疫染色で行っている。
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