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2004 Fiscal Year Annual Research Report

根尖病巣における免疫応答機構の解明とその治療方法

Research Project

Project/Area Number 15791105
Research InstitutionKyoto Prefectural University of Medicine

Principal Investigator

山本 俊郎  京都府立医科大学, 医学研究科, 助手 (40347472)

Keywords画像評価 / μCT / 根尖病巣 / サイトカイン
Research Abstract

【緒言】これまでに、ヒト根尖病巣の病態形成において炎症性及び破骨細胞関連サイトカインが関与することを解明した。
そこで今回は、マウスを用いた根尖病巣モデルを作製し、病巣部に対してμCTを応用した三次元的評価方法を確立したので報告する。
【対象および方法】正常 C57BL/6およびIFN-γKOマウスを用い、臼歯部の歯冠部を歯科用バーにて削除した。そして、Prevotella interm edia (ATCC25611)及びPorphyrom on as g in g iv alis(ATCC33277)をシリンジで、歯髄腔内に注入し感染させ、感染群とした。
感染21日後に下顎骨を摘出し、マイクロフォーカスX線CTシステム(島津製作所製 SMX-225CT-SV3)により撮影を行った。ラトック社製3D画像解析ソフトTRI/3DSRFを用いて3D画像構築を行い、矢状・前頭・冠状断の3方向より断層像を作成し、それぞれについて、数枚おきに病巣断層像を切り出し、補間抽出により病巣部を抽出した。そして、3方向を合成し病巣全体をもれなく3D画像構築し、感染群と対照群のそれぞれ病巣の体積を測定した。また、それぞれの顎骨に植立している部分の歯根に対する根部透過像(病巣および歯根膜腔)の割合を比較した。なお、歯冠部を削除していないものを対照群とした。
【結果】感染群の正常マウスおよびIFN-γKOマウスにおいて根尖病巣を認めた。また、それぞれの顎骨に植立している部分の歯根に対する根部透過像(病巣および歯根膜腔)の割合は、対照群に比べて感染群の方が大きかった。
【考察および結論】本法を用いた画像評価により、三次元でのマウス根尖病巣を確認できた。今後、視覚的にイメージのつきにくい根尖病巣に対してインフォームドコンセントに有用となりうると考えられ、臨床応用に期待できる。

  • Research Products

    (1 results)

All 2004

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] ヒト歯根嚢胞におけるサイトカイン発現について2004

    • Author(s)
      山本俊郎, 喜多正和, 木村 功, 大迫文重, 雨宮 傑, 佐々木 充, 中西 哲,金村成智
    • Journal Title

      日本歯科保存学雑誌 47巻・2号

      Pages: 319-327

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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