2003 Fiscal Year Annual Research Report
8分割体重計を用いた頭位および身体重心の変化と咬合接触圧との関連性
Project/Area Number |
15791141
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Research Institution | Tokyo Dental College |
Principal Investigator |
平地 正茂 東京歯科大学, 歯学部, 助手 (20349541)
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Keywords | 8分割体重計 / 足底圧分布 / 咬合接触圧 / 体バランス |
Research Abstract |
全身および顎口腔系に自他覚的異常がなく、平衡機能障害が認められない成年男子で、自然立位において、肩および腰の高さの差と左右的変位量、頭蓋の傾きと偏位量などの正面像を、重力線を基準として形態的に観察した。これらの計測結果をまとめると、肩は右が高く中心は左にずれている傾向であった。また、腰も右が高い傾向であったが腰の中心は右寄りにあるものの、肩に比べほぼ中央に近い値であった。 さらに水泳を日常スポーツとしている男女についても同様の計測を行い比較した結果、肩の高さについては一般青年男子にくらべて、水泳を日常スポーツとしている男女の方が右上がりの傾向が強く、腰の高さについては、一般青年男子のほうが水泳を日常スポーツとしている男女にくらべて右上がりの傾向が強いという結果になった。一方、顔面部の計測においては、各計測値共に、水泳を日常スポーツとしている男女の方が、一般青年男子にくらべて傾きやズレが少ないという結果になった。 また、8分割体重計を用いて足底圧分布・4分割体重および荷重均衡点とその動揺について青年男子と水泳を日常スポーツとしている男女の比較を行うと左右脚の偏向傾向同一者は条件の変化による足底圧、体重の偏向傾向の変化は、青年男子に比べ少なかった。また均衡点の動揺の割合は、青年男子に比べ大きいことがわかった。 現在は、8分割体重計を用い足底圧分布・4分割体重および荷重均衡点とその動揺を観察し、下顎位との関係および咬合接触状態との関連について検討を加えている。
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