2003 Fiscal Year Annual Research Report
光化学治療による腫瘍細胞死とBcl-2/Bax発現の関連
Project/Area Number |
15791175
|
Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
横田 朋久 長崎大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (70325661)
|
Keywords | 光化学治療 / Bcl-2 / Bax / Photodynamic Therapy |
Research Abstract |
マウスNR-S1腫瘍に対する光化学治療(PDT)を行い、腫瘍細胞死とBcl-2/Bax発現の関連性の検討を行っている。 まずC3Hマウスの背部にNR-S1扁平上皮癌細胞を移植し、径8mm程度まで増殖させ、担癌モデルを作製した。そこで、固形腫瘍に対し、フォトフリン及びNd/YAG色素レーザーを用いてPDTを行った。 光化学治療施行一定時間後に組織を摘出し、H-E切片を作製した後画像解析を行い、全面積と組織壊死面積の比を算出してPDT効果の指標とした。結果、24時間後に最大の抗腫瘍効果が得られることがわかった。 現在、組織切片上にて抗Bcl-2/Bax抗体を用いた免疫染色を行い、組織内部位特異性と陽性細胞のカウントによる経時的定量化を行っている。
|