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2003 Fiscal Year Annual Research Report

超音波診断装置による舌ならびに舌骨の運動解析-ポータブルタイプUSによる摂食・嚥下障害者への応用-

Research Project

Project/Area Number 15791258
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

石田 僚  岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (00327933)

Keywords超音波診断装置 / 舌 / 舌骨 / 摂食・嚥下障害 / スクリーニング
Research Abstract

本研究の目的は、ポータブルタイプの超音波診断装置(以下USとする)を用いて、ベッドサイドなど様々な条件での摂食・嚥下障害者に対する舌、舌骨の機能評価手技を確立することである。初年度は環境整備が中心となった。研究実績の概要を下記に示す。
1.USプローブの選択
現有のポータブルUS(オリンパスSonoSite 180PLUS)用プローブのうち、顎下部から舌背面を描出するのにもっとも都合がよいものは、形状がコンパクトなため比較的顎下部に設置しやすいマイクロコンベックスプローブ(オリンパスC15/4-2,新規購入)であった。同プローブの場合、腹部用に比べ描出範囲が若干狭いことから、矢状断では舌前方部から舌骨相当部まで一度に描出することは不可能であるが、ターゲットを絞ることにより対応が可能であった。
2.US固定装置の開発
眼科での眼圧測定器の改造によるUS固定装置を開発した。一定の舌断面の運動観察のためには、プローブと顎との位置関係を一定にする必要があるが、本装置は楽に頭部固定が得られ、かつ顎運動にあわせてプローブが可動するように設計されており、比較的ADLの良好な対象者や、コントロール群の観察時に有用であった。なお、同装置が使用不可能な対象者は、基本的にプローブはフリーハンドとし、このような環境下でも解析が可能な評価方法について検討を行った。
3.評価方法の検討
評価方法は、スクリーニング法として既に確立している段階的フードテスト(FT)、ならびに反復唾液嚥下テスト(RSST)施行時の舌矢状断、前額断面についてみた。その結果、FTではテスト食による舌運動性の違いが評価可能であった。RSSTは30秒間空嚥下を繰り返させ、回数により評価を行う手法であるが、安全性が高く、再現性に優れた舌運動評価が可能であった。
次年度は今回得られた手法を、様々な摂食・嚥下障害者に行い、最終的に評価用カルテとして一般化する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 石田 瞭, 有岡享子, 江草正彦: "超音波診断装置による口腔腫瘍手術後の舌運動評価について"第27回日本嚥下研究会プログラム・抄録集. 24 (2004)

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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