妊娠期におけるセルフケア行動と看護介入モデルの検討

2003 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 15791325
• Research Institution: Tenshi College
• Principal Investigator: 園部 真美 天使大学, 看護栄養学部・看護学科, 講師 (70347821)
• Keywords: セルフケア行動 / 看護介入 / 妊娠中の健康管理 / バースプラン / 子育て支援

Research Abstract

《第1段階》
国内外の妊産褥婦のケアに関する看護関連の文献を収集し、レビューした。
・疾病管理とは異なる妊娠期のヘルスニーズの把握
《第2段階》
対象者選択のための諸施設の予備的調査
・産科病棟・外来を有する病院、産婦人科、混合病棟・外来を有する病院、助産所のケアの施設間の質的な違いを明らかにした。特に、病院、助産院を選択する妊産婦の選択理由と出産情報の取り方とその内容を調査した。各施設を利用する妊産婦とその家族の消費者ニーズ、および医療従事者に求められているケアを把握したうえで、妊産婦同士の情報交換、ネットワークの実態を調査した。地域に根ざした子育て広場の活動、メーリングリストを活用した出産・育児支援サイトによるネットワークづくりを通し、具体的な活動報告を収集した。
《第3段階》各施設で働く助産師を中心とする医療スタッフ、サポートチームの実態調査
・医療的介入の有無にかかわらず、妊産婦が安心して妊娠期を過ごし出産に臨めるような看護のサポート体制について報告発表から情報収集した。妊娠中の健康管理、妊娠期の意志決定、家族の出産立会い、バースプランに対して助産師はどこまで対応できているのか、妊産婦のニーズと助産師の必要と考えているケアとに違いはないか、調査中である。
・現在、具体的な施設訪問とインタビューの準備段階である。