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2003 Fiscal Year Annual Research Report

有機砒素地下水汚染と汚染緊急時の陸・水環境観測システムの研究

Research Project

Project/Area Number 15800011
Research InstitutionIbaraki University

Principal Investigator

楡井 久  茨城大学, 広域水圏環境科学教育研究センター, 教授 (00302323)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 難波 謙二  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (70242162)
井村 久則  茨城大学, 理学部, 教授 (60142923)
田切 美智雄  茨城大学, 理学部, 教授 (50007829)
Keywords地質汚染危機管理システム / 人自不整合 / 地質環境区分 / 人工地層 / 地層汚染診断 / 地質汚染 / 地下空気汚染 / 有機砒素地質汚染
Research Abstract

有機砒素地域の大局的な地下水の流れは、東から西へ流動し、そして、この流動系は西北西と南西とに向かうふたつの流れからなっている。前者の流動系は非汚染の飲用可能な地下水流動系であり、後者の地下水流動系は汚染している地下水の流れであることも確認されている。本研究の目的であるシステムの構築は、この両流動系の流向と汚染地下水の時系列変化を観測し、安全な地下水利用地域と汚染調査浄化地域との地質環境区分をすることを目的としている。平成15年度と平成16年度の2年間で、4箇所に地下水・地下水汚染観測井を設置し、流動系変化と汚染濃度の変化をモニタリングする。平成15年度は次の2箇所に設置した。
(1)地下水・地下水汚染観測井(神栖No.1):栖町立大野原小学校
(2)地下水・地下水汚染観測井(神栖No.2):さつき児童公園
(1)(2)地区の地下地質は、28m〜30m以深に締まった泥層が分布する。肉眼鑑定では房総半島に分布する笠森層に相当するものと思われる。
この地層を基盤として、完新統の利根川下流のデルタ性堆積物が堆積している。この地層は、細礫〜中礫を含む砂礫層と細砂〜中砂からなる砂層の互層からなる。主に、前者の砂礫層は、完新統の最下位と最上位に分布し、また砂層は中部に分布する。モニタリング用の(1)(2)の観測井は、最上位の砂礫層の砂利採取跡地内の人工地層内に分布する汚染源と前述の流動系を考慮して設置した。

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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