2015 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15F15330
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
佐野 有司 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (50162524)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
LAN ZHONGWU 東京大学, 大気海洋研究所, 外国人特別研究員
|
Project Period (FY) |
2015-11-09 – 2018-03-31
|
Keywords | 環境変動の復元 / 生物の進化 / 年代測定 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究分担者である外国人特別研究員が着任してからの時間があまりなかったため、今年度は外国人特別研究員が分析試料の準備の仕方とNanoSIMSの分析法を習得することを目標とした。NanoSIMSで分析するためには特殊な試料の準備が必要であり、その技術の習得から始め、年代分析の試料となるジルコンを樹脂に埋め表面を研磨し試料を準備した。それと並行して、NanoSIMSによるウラン-鉛年代測定法を習得するために、他の研究者の分析を見て、二次イオン質量分析計によるウラン-鉛年代測定の測定法やデータの処理法を学んだ。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究期間が4ヶ月しかなかったが、当初予定していた計画通り、研究分担者の外国人特別研究員が分析試料の準備の仕方とNanoSIMSの分析法を学ぶことができた。
|
Strategy for Future Research Activity |
中国南部に存在するエディアカラン紀ーカンブリア紀境界の堆積物からウラン-鉛年代測定に最適な化石や鉱物を取り出し薄片を作成する。それを走査用電子顕微鏡で観察し、NanoSIMSでウラン-鉛年代測定を行う。得られた結果からエディアカラン紀ーカンブリア紀境界の生物の進化と環境の変化の関係を考察する。
|