2015 Fiscal Year Annual Research Report
インドのオフィスビルにおける熱的快適性の適応モデルの開発
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15F15371
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
大岡 龍三 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (90251470)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
SINGH MANOJ 東京大学, 生産技術研究所, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2015-11-09 – 2018-03-31
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Keywords | 建築環境 / 熱的快適性 |
Outline of Annual Research Achievements |
インドの熱負荷シミュレーションや熱的快適性に関する研究はまだ発展途上にあり、快適温度や室内環境調整行動などに関する研究は殆どみられない。本研究ではインド東北部の温暖で多湿気候、涼しくて多湿気候、寒冷で雲の多い気候を選定し、自然換気を利用する建物、冷暖房を利用する建物、ミックスモードの建物で、年間に渡る温熱環境実測、熱的主観申告調査、室内環境調整行動調査などを行い、インドのオフィスビルでの快適温度の基準を作成することを目的とする。本年度は、次年度のインドにおける実測に備え、測定機器の購入ならびに準備を進め、日本においてその精度確認の試験を行った。さらに調査項目の抽出を行い、アンケート調査用紙の作成を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
次年度のインドにおける実測に備え、温度計、湿度計、風速計、体温計、二酸化炭素計、グローブ温度計等の測定機器の購入ならびに準備を進めた。またそれらを用いて、日本のオフィス空間にてそれらの精度確認の試験を行った。さらに調査項目の抽出を行い、インドで実施するアンケート調査の調査用紙の作成を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
本年5月より渡印し、インドのオフィスビルにて実測を行う。Imphal, Tezpur, Shillongの3つの都市の合計9つオフィスでの調査を予定している。1500件の測定並びにアンケート調査を実施し、インドのオフィスビルでの快適温度を確認するとともに熱的適応モデルの開発を行う。
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