2004 Fiscal Year Annual Research Report
日本における資本市場の形成と構造-歴史分析と国際比較
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15GS0103
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| Research Institution | The University of Tokyo |
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Principal Investigator |
伊藤 正直 東京大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (70107499)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武田 晴人 東京大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (20126113)
和田 一夫 東京大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (20121478)
岡崎 哲二 東京大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (90183029)
谷本 雅之 東京大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (10197535)
粕谷 誠 東京大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (40211841)
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| Keywords | 経済史 / 金融論 / 経営史 / 資本市場論 / 証券経済論 / 証券会社経営 / 株主 |
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| Research Abstract |
本年度は,研究2年度に入ったため、昨年度から引き続いた関連資料の蒐集・整理・分析とあわせ、ヨーロッパ証券市場との比較、アジア証券市場との比較検討に取り掛かった。これらの検討を進めるため、2004年10月には欧米の研究者を招聘して国際シンポジウムを開催し、2005年2月には、韓国の研究者を招聘してオープンセミナーを開催した。国際シンポジウムは、東京大学経済学部大会議室において、全国から約50名の研究者を集め、ヨーロッパの資本市場についてはProf. Catherine Schenk, University of Glasgow, Prof. Stefano Battilossi, Universidad Carlos III Madridの2報告、日本の資本市場については、岡崎哲二東大教授、粕谷誠東大助教授の2報告を行い、それぞれProf. Leslie Hannna, Prof. Kiyoshi Nikamiからのコメントを受けて、活発な討議を行った。この国際シンポジウムについては、その成果を、報告書Development of Capital Markets-a comparative research of Europe and Japanに取りまとめた。
また、資料の蒐集・整理に関しては、旧山一證券資料第1次分については資料目録を刊行し(東京大学経済学部図書館資料目録シリーズ)、同第2次寄贈分(ダンボール500箱)については、現在、その資料整理と目録作成の作業が進行中である。ただし、資料の内容が極めて多岐にわたり、また、寄贈時は整理もまったくなされていなかったため、想定よりもはるかに大量の人的資源の投入が必要となり、次年度もこの資料整理作業に、相当労力の投入を想定せざるを得なくなっている。
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