2017 Fiscal Year Annual Research Report
Advanced Sensing Technology for Supporting Next-generation Agriculture
Project/Area Number |
15H01695
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
谷口 倫一郎 九州大学, システム情報科学研究院, 教授 (20136550)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉永 崇 公益財団法人九州先端科学技術研究所, オープンイノベーション・ラボ, 研究員 (10598098)
林 健司 九州大学, システム情報科学研究院, 教授 (50202263)
有田 大作 長崎県立大学, 情報システム学部, 教授 (70304756)
岡安 崇史 九州大学, 農学研究院, 准教授 (70346831)
光藤 雄一 公益財団法人九州先端科学技術研究所, オープンイノベーション・ラボ, 研究員 (70404803) [Withdrawn]
島田 敬士 九州大学, システム情報科学研究院, 准教授 (80452811)
内山 英昭 九州大学, システム情報科学研究院, 助教 (90735804)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 農業IT / ハイパースペクトルセンシング / 匂いセンシング / 植物生育状況計測 / 農作業認識 |
Outline of Annual Research Achievements |
植物から発生する匂いの計測については,植物が揮発させるpVOC(plant Volatile Organic Compound)を測定する事で,植物の生育状態,病害虫による損傷,病原菌への感染を早期に検知することができる.そのために代表的なpVOCであるテルペン類,特に虫による食害を受けた際に放出されるcis-jasmoneを選択的・高感度に検知できる分子鋳型技術とプラズモニックガスセンサを組み合わせたpVOCセンサの開発を行い,選択的なcis-jasmone検知に成功した。 植物の生育状況については,以下の3つについて研究を進めた.(1)異なる波長を発光する複数のLED照明を高速にスイッチングすることで,高速にハイパースペクトルイメージをキャプチャするシステムを開発し,vegetation indexを簡単に計測できることを示した.(2)栽培中のトマト植物を赤外線カメラで撮影した一連の生育画像に対してOptical flowを適用することにより,水分ストレスによる植物体の形状変化や概日リズムと呼ばれる周期的な植物体固有の運動を低コストで計測できることを示した.(3)RGB-Dセンサをコマツナの生育評価に用いた結果,葉面積計測の精度向上や草高のリアルタイム計測が可能であることを示した. 農作業情報を計測については,トマトハウスにおいて農作業者の両手首にモーションセンサを装着し,その計測データから農作業者の収穫動作を認識した.同時に、ハウス内に多数設置したビーコンの電波を農作業者が携帯しているスマートフォンで受信することで農作業者の位置を推定した。これらの情報をもとに、日々のハウス内の小区画ごとのトマト収穫数を表す収穫マップを生成し、それをハウスの地図に重畳表示するスマートフォンアプリを構築した.これによりハウス内の収穫数のばらつきを視覚的に把握できるようになった.
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(18 results)