2018 Fiscal Year Annual Research Report
An innovation of sports science by a collaboration of sports and enginneering
Project/Area Number |
15H01825
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
高木 英樹 筑波大学, 体育系, 教授 (80226753)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浅井 武 筑波大学, 体育系, 教授 (00167868)
中島 求 東京工業大学, 工学院, 教授 (20272669)
松田 昭博 筑波大学, システム情報系, 准教授 (20371437)
小池 関也 筑波大学, 体育系, 准教授 (50272670)
下門 洋文 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 助教 (50757911)
亀田 能成 筑波大学, 計算科学研究センター, 教授 (70283637)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 競泳 / 非定常流体力 / 圧力分布 / 自己推進時抵抗 / 流れの可視化 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究プロジェクトにおいては、体育学と工学の研究者が緊密に連携し、多様化・高度化するスポーツ現場で生起している様々な研究課題を解決するための新たな研究方法論を共同で開発し、スポーツ科学のイノベーションを実現することを目的としている。 特に本年度は本研究プロジェクトの最終年度に当たるため、これまでの研究成果をまとめ、2018年9月に開催された、13th International Symposium on Biomechanics and Medicine in Swimmingの国際学会において多数発表した。 主な研究成果として、水泳を専門とする体育学の研究者と流体工学を専門とする研究者が協力し、新たな方法論の開発に取り組み、クロール泳中のキック動作の役割について、世界で初めて定量的に解析することに成功した。これまで、クロール泳のキック動作の役割に関しては、水平姿勢を保って抵抗低減には貢献しているが、推進力として貢献しているかについては統一した見解が得られていなかった。そこで、独自に開発した測定システムを用いて、けのび姿勢時の静的抵抗、プル泳時の動的抵抗に加え、上肢と下肢の両方を使って泳いだ時の動的抵抗を同一システムで計測することが可能となり、それらの値を比較検討することにより、初めてキック動作の役割の解明が可能となった。その結果、クロール泳のキック動作は低速域(1.1m/s)では推進力として貢献していたが、1.3m/sを超えるあたりから抵抗となる可能性が明らかとなった。以上のことから、速く泳ぐためには上肢のストローク頻度を増加させる必要がありが、上肢と下肢の動作は連動しているので、必然的に下肢のキック動作の頻度も増加せざるを得ず、抵抗要素の増大につながることが予想、この抵抗増加をいかにして抑えられるかが、速く泳ぐための鍵となることが示唆される。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(22 results)
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[Presentation] Three-dimensional analysis of hip and knee joint movements during dolphin kicking and butterfly swimming2018
Author(s)
・Shimojo, H., Ebihara, R., Narita, K., Gonjo, T., Sengoku, Y., Tsubakimoto, S., Takagi, T.
Organizer
13th International Symposium on Biomechanics and Medicine in Swimming
Int'l Joint Research
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