2018 Fiscal Year Annual Research Report
Theoretical and Empirical Study on the Creation of World Heritage Sites and Commodification of Places
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15H01859
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
松井 圭介 筑波大学, 生命環境系, 教授 (60302353)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
須山 聡 駒澤大学, 文学部, 教授 (10282302)
佐藤 大祐 立教大学, 観光学部, 教授 (20405616)
卯田 卓矢 (ウダタクヤ) 名桜大学, 国際学部, 准教授 (20780159)
呉羽 正昭 筑波大学, 生命環境系, 教授 (50263918)
堤 純 筑波大学, 生命環境系, 准教授 (90281766)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | ツーリズム / 人文地理学 / 世界遺産 / 場所の資源化 / 聖地 / 文化遺産 / 自然遺産 / 価値づけ |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は最終年度として,これまでの研究成果を学会発表や学術論文として公開するとともに,研究代表者・分担者の各フィールドにおいて現地調査を行った。本科研の研究グループを主体とする代表的な成果としては,2018年6月16日に地理空間学会シンポジウムとして,「世界遺産の創造と場所の商品化」を開催し,学界関係者を中心に活発な意見交換を行った。またこのシンポジウムを踏まえて,これまでの4年間の研究成果を同学会誌「地理空間」11巻3号において特集号を企画し,研究成果を刊行した。 本特集では,日本と海外における世界遺産登録地および将来の世界遺産登録を目指す地域を事例に,世界遺産の創造と場所の商品化の課題について理論的かつ実証的に検討を行った。研究対象とした世界遺産地域は,文化遺産3つ(国内2,海外1),自然遺産3つ(国内1,海外2)であり,世界遺産登録後のものが3つ(内1本は研究期間中に登録),登録前のものが1つと,全体としてバランスがとれた構成となった。5つの論考を所収したが,世界遺産登録後のツーリズムの動向と商品化に焦点を当てた論考(第2,3,4論文)では,外国人ツーリストの増加と課題および観光資源としての消費のされ方の質的差異について議論した。現在進行形で行われている世界遺産登録運動を研究対象とした論考(第1,5論文)では,それらの運動がローカルなレベルでいかに組織され,「遺産としての価値づけ」がなされていくのか,また登録運動の過程において,どのようなジレンマが生じ,その結果地域社会には何がもたらされるのかが議論された。 これらの成果はもちろんこれで完結するものではなく,今後継続的に調査・研究を進めていく必要があるが,科研期間内に一定の成果を挙げられたことは評価できる。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(23 results)
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[Book] 離島研究Ⅵ2018
Author(s)
須山 聡・宮内久光・助重雄久
Total Pages
208
Publisher
海青社
ISBN
4860993349
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