2016 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15H01875
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Research Institution | National Institute of Japanese Literature |
Principal Investigator |
今西 裕一郎 国文学研究資料館, 館長 (90046219)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小山 順子 国文学研究資料館, 研究部, 准教授 (20454796)
神作 研一 国文学研究資料館, 研究部, 教授 (30267893)
陳 捷 国文学研究資料館, 研究部, 教授 (40318580)
落合 博志 国文学研究資料館, 研究部, 教授 (50224259)
入口 敦志 国文学研究資料館, 研究部, 准教授 (80243872)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 国文学 / 表記情報学 / 書誌学 / 書誌用語 / 古典籍インターフェース / 表記 / 書誌用語の国際化 |
Outline of Annual Research Achievements |
国内外において、研究成果を発表するとともに、多くの研究者と討論を重ね当該研究に関する多くの成果を上げることが出来た。具体的には以下の通である。第2回日本語の歴史典籍国際研究集会(2016年7月29日、30日)において、「アジアの中の日本古典籍」のタイトルでパネルを組み、研究成果の一端を発表した。書誌用語の国際化に関して、カリフォルニア大学バークレー校の調査を行う(2017年8月8日から12日、2017年2月27日から3月2日)とともに、3月3日には同校において古典籍に関するワークショップを開催し、現地の研究者とともに討論を行った。 各ブランチにおいてもワークショップ等を開催し、分担者が研究発表するとともに、内外の研究協力者を招聘し、研究推進に関する討議等を積極的に行った。全体会は5回開催し、各班の進捗状況を報告するとともに、相互の情報共有を行い、また今後の活動についての討議を行った。古典籍インターフェース開発に関わる班では、2017年1月16日に富士ゼロックス京都株式会社との共同研究会を行い、複製技術を応用したインターフェースの開発についての可能性を討議した。これは、産学連携研究の一環でもある。 各研究においては、必要に応じて下記の箇所において調査研究を行った。瑞光寺、天理図書館、野中家烏犀圓、カリフォルニア大学バークレー校、くにたち郷土文化館、東京大学駒場図書館、東京都立中央図書館、大東急記念文庫、等々。 表記に関する成果として、『漢字・カタカナ・ひらがな 表記の思想』(入口敦志著、2016年12月、平凡社)を刊行した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究実績の概要に示すとおり、計画に随った調査・研究・討議・研究成果発表が順調に行われたため。
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Strategy for Future Research Activity |
調査と研究会をそれぞれの班において計画通り遂行する。また、カリフォルニア大学バークレー校での調査とワークショップの継続的開催が昨年度までの実績により可能となったため、本年度以降も書誌学用語の国際化のための調査と研究を同校において継続的に開催し、北米における研究者コミュニティーとの積極的な研究交流を行う。
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Research Products
(8 results)