2015 Fiscal Year Annual Research Report
少子化社会におけるライフコース変動の実証的解明:混合研究法アプローチ
Project/Area Number |
15H01969
|
Research Institution | Seikei University |
Principal Investigator |
小林 盾 成蹊大学, 文学部, 教授 (90407601)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 昌弘 中央大学, 文学部, 教授 (90191337)
佐藤 嘉倫 東北大学, 文学研究科, 教授 (90196288)
數土 直紀 学習院大学, 法学部, 教授 (60262680)
金井 雅之 専修大学, 人間科学部, 教授 (60333944)
筒井 淳也 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (90321025)
谷本 奈穂 関西大学, 総合情報学部, 教授 (90351494)
今田 絵里香 成蹊大学, 文学部, 准教授 (50536589)
渡邉 大輔 成蹊大学, 文学部, 講師 (20629761)
|
Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
Keywords | 社会階層 / ライフコース / 少子化 / 混合研究法 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、教育、就職、結婚、出産といったライフコースに変動が起き多様化した結果、どのように少子化に影響しているのかを、実証的に解明する。日本社会では少子化が進行してきたが、ライフコース変動がどのような役割を果たすのかについて、これまで統一的なデータがなかった。 そこで、混合研究法でアプローチし、(1)インタビュー調査を実施し、人びとの主観的な意味づけを質的データで把握する。並行して、(2)全国を対象とした量的調査を実施し、ライフコースのパターンを量的データで抽出する。その結果、少子化回避のための制度的条件を、エビデンスに基づき政策提言する。 本年度は、まずインタビュー調査を実施した。北海道と愛媛県にて、それぞれ10人ほどを対象として、ライフコースとその意味づけを詳細に聞きとりした。 また、プロジェクトの趣旨を広く発信するために、2015年8月に数理社会学会大会にてシンポジウム「社会階層と家族」を,本プロジェクトとの共催で実施した。 ここまでの成果を、1冊の書籍、3本の論文として発表した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定どおり、インタビュー調査を実施した。さらに、シンポジウムを開催し、1冊の書籍、論文を発表表した。
|
Strategy for Future Research Activity |
全国を対象とした量的調査を実施し、ライフコースのパターンを量的データで抽出する。その結果、少子化回避のための制度的条件を、エビデンスに基づき政策提言する。
|
Research Products
(5 results)