2019 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a Wide-Wavelength-Coverage Integral Field Spectrograph Unit to Probe Galaxy Evolution
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15H02062
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
本原 顕太郎 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (90343102)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
尾崎 忍夫 国立天文台, TMT推進室, 特任研究員 (60532710)
児玉 忠恭 東北大学, 理学研究科, 教授 (80343101)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 面分光 / イメージスライサ / 近赤外線分光 / 超精密加工 / 銀河形成 / TAO望遠鏡 / すばる望遠鏡 / 銀河進化 |
Outline of Annual Research Achievements |
・SWIMSで取得したデータ解析:2019年度にSWIMSをすばる望遠鏡に取り付けて行った試験観測で取得したデータ解析を引き続き行った。その結果、撮像観測についてはほぼ当初想定した通りの性能が達成できていることが確認できた。分光観測については当初の想定に比べて若干(10%程度)感度が低いものの、実用上は問題ないことが示された。 ・すばる望遠鏡での共同利用:上記性能の確認ができたことを受けて、すばる望遠鏡で一般共同利用に提供する提案を行い、審査を受けた上で認められた。これにより、2021年前期より2年間、4期に渡る共同利用観測にSWIMSが供されることになる。そのためのソフトウェア整備、および検出器の交換などの作業を2020年度後半にハワイで行なった。 ・遠方銀河団の輝線銀河の研究:上記試験観測でCL1604-D銀河団(赤方偏移0.93の)の狭帯域フィルタ撮像を行なった。水素Hα輝線で星形成銀河を27天体検出することに成功し、銀河団周囲では銀河衝突などでトリガされた活発な星形成が行われているのに対し、中心ではほとんど星形成がないことを明らかにし、銀河団形成に新たな知見を与えた。この結果は論文としてまとめ投稿中である。 ・遠方輝線銀河サーベイ:近赤外線中間帯域フィルタサーベイ ZFOURGEのデータ解析をオーストラリア・マッコーリ大学と共同して進め、z~2の輝線銀河の性質を探った。この結果は大学院生の博士論文としてまとめられ、投稿論文としても準備中である。 ・面分光ユニットの開発:昨年度作成したスリットミラーアレイに引き続き、瞳ミラーアレイの試作を行った。材料は特殊アルミではないため面荒さは10nm rms強と要求仕様に達しなかったが、形状誤差なども含めたそれ以外については要求通り制作することに成功し、これで面分光ユニット全てのミラーの作成の手法を確立した。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] Ground-based Paα narrow-band imaging of local luminous infrared galaxies. II. Bulge structure and star formation activity2019
Author(s)
Tateuchi, Ken; Motohara, Kentaro; Konishi, Masahiro; Takahashi, Hidenori; Kitagawa, Yutaro; Kato, Natsuko; Todo, Soya; Komugi, Shinya; Ohsawa, Ryou; Doi, Mamoru; Yoshii, Yuzuru
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Journal Title
Publications of the Astronomical Society of Japan
Volume: 71
Pages: id.64
DOI
Peer Reviewed
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