2018 Fiscal Year Annual Research Report
Distributional semantic models: Deepening the methodology of cognitive modeling and exploring cognitive processes in human semantic memory
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15H02713
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
内海 彰 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 教授 (30251664)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
猪原 敬介 くらしき作陽大学, 子ども教育学部, 講師 (10733967)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | ベクトル空間モデル / 単語埋め込み / 記号接地 / 抽象語・抽象概念 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成30年度は,以下の研究成果を得た.以下の成果は国際会議で発表済であり,一部の結果は学術論文として投稿中である. (1) 語彙の意味獲得における記号接地メカニズムの解明にむけて,言語情報から生成される単語ベクトルがどのような意味知識・情報を内在しているかを,脳科学の知見に基づいた概念表現を予測する問題として定式化して,ニューラルネットワークを用いた予測を行った.その結果,認知的属性や社会的属性など,抽象概念の獲得に必要とされる情報が十分な精度で表現できることを明らかにした.一方で,感情・情緒に関する情報は予想されるよりも表現できないことも明らかになった. (2) 平成28年度に提案した抽象語・抽象概念の意味表現のためのマルチモーダル意味空間の妥当性を明らかにするために,上記の方法論を用いて具象語と抽象語の概念表現の予測可能性を比較した.その結果,提案手法が先行研究の手法に比べて,抽象概念の概念表現を高精度で再現可能であることを示した. (3) 与えられた意味知識を反映させるように,訓練済みの単語ベクトルを改良する手法を新たに提案して,その有効性を確認した.
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)
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[Book] メタファー研究2018
Author(s)
内海 彰、楠見 孝、鍋島 弘治朗
Total Pages
272
Publisher
ひつじ書房
ISBN
978-4-89476-893-2