2015 Fiscal Year Annual Research Report
多属性感性の共感度を用いた発話誘発による対話継続法
Project/Area Number |
15H02770
|
Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
泓田 正雄 徳島大学, ソシオテクノサイエンス研究部, 教授 (10304552)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
任 福継 徳島大学, ソシオテクノサイエンス研究部, 教授 (20264947)
森田 和宏 徳島大学, ソシオテクノサイエンス研究部, 准教授 (20325252)
青江 順一 徳島大学, ソシオテクノサイエンス研究部, 教授 (90108853)
|
Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
Keywords | 感性情報学 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.時制,話題感性,心情感性の判定法 質問qと応答aに対して,話題感性α(q,a),心情感性β(a),時制T(q,a)を定義した (1)話題感性αでは,係り受け解析を用いてqとaの話題を抽出し,一致するかどうかで判定した.(2)情感性βでは,aが肯定・否定・希望のいずれかを判定した.(3)時制Tは他属性照合を用いてqとaの時制を判定し,一致するかどうかで判定した. 2.対話継続のための返答生成法 α,β,Tが共感しない場合のパターンを全て抽出し,それぞれのパターンに対する返答文の生成をおこない,様々な話題に対応できるような知識の構築をおこなった.
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
時制,話題感性,心情感性の判定は予定通り進んだが,共感しない場合の応答文生成のパターンが多く,知識の生成に時間がかかってしまった.
|
Strategy for Future Research Activity |
時制,話題感性,心情感性が,質問文qと返答文aで一致した場合,共感した感性を用いて対話継続を促す質問文に関する研究を行い,対話のための知識構築を行う.共感判定には,分野連想語,感性,シソーラスの知識が必要となる.対話知識にはこれまでの成果で,病院で延べ350人の認知症患者に対する4,683対話数の実験を実施し,約10話題の対話知識を構築しているが,対話継続のためには,より広い質問種類が必要となるので,既存約10億文コーパスト大規模分散装置を活用し,大規模な対話知識を構築する.
|