2018 Fiscal Year Annual Research Report
Molecular Nutritional Regulation of Sterol Metabolism and Atherosclerosis
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15H02903
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Research Institution | Chubu University |
Principal Investigator |
横山 信治 中部大学, 生物機能開発研究所, 客員教授 (10142192)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中川 大 中部大学, 応用生物学部, 准教授 (40397039)
呂 鋭 中部大学, 応用生物学部, 講師 (80381862)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | コレステロール / 栄養因子 / HDL / 動脈硬化 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度までの研究成果に引き続き、コレステロール代謝の栄養学的制御について以下の研究成果を達成した。 1)糖尿病における動脈硬化症発症のリスクである低HDL血症の成因について、血漿中糖化タンパク質の受容体を介してHDL産生因子ABCA1のリソソームによる分解促進が起こることを証明した。 2)血漿HDLの代謝の制御について以下の諸点を明らかにした。(1)1990年代より続いている我が国の一般人口におけるHDL上昇は 2010年以降も続いていることが分かり、(2)この間の我が国の顕著な栄養疫学的所見は魚介類の消費の急激な減少と肉類の摂取の増加である。これは2000年以降に顕著であり、全世代に渡って認められる。これに加えて、(3)低HDL血症マウスモデルにおける繁殖の障害について、抗酸化性の薬剤 probucol がそのABCA1阻害によるHDL産生抑制作用にも関わらずこれを改善することが分かった。(4)また、以前より検討してきた日本住血吸虫症における致死的肝障害における寄生虫HDL受容体の役割についての研究で、これに対するワクチン治療が病変進行抑制に効果的であることを中国南京医科大学との共同研究で明らかにしつつある。 3)栄養環境が西欧と異なる我が国において家族性高コレステロール血症(FH)が虚血性心疾患発症に果たす役割について、一般病院における循環器内科での急性冠疾患におけるFHの頻度を検証し、一般人口における頻度の数十倍に上ることを確認した。西欧との比較については診断基準の擦り合わせが必要であることも明らかになった。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] AGE-albumin enhances ABCA1 degradation by ubiquitin-proteasome and lysosomal pathways in macrophages2018
Author(s)
Iborra RT, Machado-Lima A, Okuda LS, Pinto PR, Nakandakare ER, Machado UF, Correa-Giannella ML, Pickford R, Woods T, Brimble MA, Rye KA, Lu R, Yokoyama S, Passarelli M.
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Journal Title
J Diabetes Complications
Volume: 32
Pages: 1-10
DOI
Peer Reviewed / Int'l Joint Research
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