2017 Fiscal Year Annual Research Report
Large Epidemiological Study on Eating Disorders and Risk Factors of Junior High School Students: Compared with Five Years Ago
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15H03088
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Research Institution | International University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
小牧 元 国際医療福祉大学, 福岡保健医療学部, 教授 (70225564)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前田 基成 女子美術大学, 芸術学部, 教授(移行) (40259263)
東條 光彦 岡山大学, 教育学研究科(研究院), 准教授 (70241982)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 摂食障害 / 食行動 / 睡眠 / 性的被害 / インターネット / ストレス / 無茶食い |
Outline of Annual Research Achievements |
若年者の摂食障害の低年齢化が進んでいる。近年は拒食症や過食症といった典型的摂食障害に至らない食行動異常の増加が著しい。同一地域の中学生を対象としたアンケート調査を2010年と2015年に2回行い、その変動を探った。この研究結果を踏まえ、今年度はインターネットの急速な普及ならびに睡眠リズムの乱れとの関連を探った。首都近郊都市の全中学校から調査に同意した10校(全生徒数の32.1%)の全生徒を対象に摂食障害診断質問紙(EDE-Q6.0)28項目と鶴田らが開発したインターネット依存傾向測定尺度(2014年)項目の内、精神的依存状態因子と長時間利用因子の15項目、また日常生活における睡眠関連項目を加えたアンケート調査を実施した。回答に不備のない約3,800名(男1,800名、女2,000名)を解析した。その結果、臨床的に摂食障害傾向を示す者をそれ未満の者と比較すると、有意に遅い就寝時刻、短い睡眠時間、また長いインターネット使用時間であった。インターネット使用者を対象に、摂食障害傾向を従属変数に、インターネット依存傾向を独立変数にロジスティック回帰分析を行いオッズ比値[Exp(B)]を求めたところ、精神依存因子の「インターネットが使えないと孤独を感じてしまう」などの精神的依存、また長時間利用因子のが抽出された。性差ならびに学年を比較すると、女子がインターネット依存傾向の割合がより高く、また学年が上がるごとに同様の傾向が認められた。 中学生における食行動異常とインターネット依存傾向ならびに睡眠リズムの乱れには、密接な関連が認められた。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(11 results)