2017 Fiscal Year Annual Research Report
Comprehensive Research on Understandings of Antiquity During the Fascist Era
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15H03161
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Research Institution | Kokugakuin University |
Principal Investigator |
平藤 喜久子 國學院大學, 研究開発推進機構, 教授 (50384003)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
月本 昭男 上智大学, 神学部, 教授 (10147928)
深澤 英隆 一橋大学, 大学院社会学研究科, 教授 (30208912)
江川 純一 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 助教 (40636693)
新免 光比呂 国立民族学博物館, 超域フィールド科学研究部, 准教授 (60260056)
松村 一男 和光大学, 表現学部, 教授 (70183952)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | ファシズム / 古代 / 神話 / 宗教史 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、ファシズム運動をその時代を特徴付けるグローバルな現象ととらえ、主に古代表象をキーワードに、同時代的、あるいは通史的な比較研究を行うものである。平成29年度は、最終年度として研究計画でも予定されていた国際研究集会を実施し、これまでの研究成果を踏まえてあらためて同時代的な比較を行った。国際研究集会では、オーストリア国立アカデミーのBernhard Scheid氏を迎え、キリスト者でありながら神道に関心を寄せ、研究を行ったWilhelm Gundertについて講演をしていただき、そのあとで参加者がそれぞれの研究の視点からディスカッションを行った。この研究集会に先だっては、事前の勉強会も行い、フランス国立高等社会学研究院教授であるアルバン・ベンサ氏を迎え、同じファシズム期に隣国フランスではどのようにアジア・太平洋地域の研究が行われていたのか、レクチャーを受けた。 こうした研究会等のなかで、当時の神話学、宗教学では「戦う青年」への関心が高いことなどが注目されたため、合同の調査として会津若松市の白虎隊、二本松市の二本松少年隊の顕彰碑の調査を行った。とくに白虎隊については、イタリア、ファシスト党のムッソリーニやナチス・ドイツと関連の深かったドイツ人による顕彰碑も建てられており、実りある調査となった。また宮崎県、鹿児島県においてもファシズム期日本と古代表象を考える上できわめて重要な紀元2600年記念の史跡調査を行い、「モニュメント」研究の必要性などを認識するにいたった。 本年度は合同では以上のような調査、研究が行われたが、各自においてはそれぞれの研究課題に即し、論文集の刊行に向けての研究、執筆を行った。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Book] 宗教の誕生2017
Author(s)
月本昭男(他、平藤喜久子、松村一男)
Total Pages
328
Publisher
山川出版社
ISBN
978-4-634-43131-7
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