2016 Fiscal Year Annual Research Report
グローバル化の新局面における政治空間の変容と新しいガバナンスへの展望
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15H03277
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
山崎 孝史 大阪市立大学, 大学院文学研究科, 教授 (10230400)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
香川 雄一 滋賀県立大学, 環境科学部, 教授 (00401307)
北川 眞也 三重大学, 人文学部, 准教授 (10515448)
前田 洋介 新潟大学, 人文社会・教育科学系, 准教授 (10646699)
畠山 輝雄 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 准教授 (20508741)
二村 太郎 同志社大学, グローバル地域文化学部, 准教授 (50580817)
飛奈 裕美 京都大学, 人間の安全保障開発連携教育ユニット, 特定講師 (90727570)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 政治地理学 / グローバル化 / ガバナンス / 空間 / スケール |
Outline of Annual Research Achievements |
平成28年度は全体研究会として人文地理学会政治地理研究部会を第17回から21回までの5回開催した。研究テーマは第17回「文化の政治学は死んだのか?―『戦争と広告』から考える物質性、視覚性、日常生活と政治」、第18回「「平和都市」と「原爆スラム」」(人文地理学会地理思想研究部会と共催)、第19回「地方分権下の地域産業政策形成における政府間関係の意義と役割―四日市市・北上市の企業立地促進法の対応を事例に」(人文地理学会大会部会アワー)、第20回「コザ暴動プロジェクトin大阪―「都市と暴動」」、第21回「「スマートなるもの」の暴力批判―スマートシティをきっかけに」と多岐にわたり、現代的な政治空間の編成に関わる活発な討議が展開された。 国際学会では2016年8月に北京で開催されたIGU(国際地理学連合)会議に2名の本科研メンバーが参加したほか、国内地理学会では各メンバーが活発に研究発表を展開した。特に本科研に関わる研究成果の公開として佐藤正志・前田洋介編『ローカル・ガバナンスと地域』ナカニシヤ出版(2017年3月)があり、本科研メンバーから3名が寄稿した。 研究代表者個人のホームページながら、本科研の活動内容も紹介する「政治地理のページ」が刷新され、昨年度に公開された政治地理研究部会のホームページとともに政治地理学に関わる情報発信のインフラを一層整備した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究実績の概要に示したように、公開の研究集会を人文地理学会ほかの組織とも連携しながら5回開催し、研究分担者や連携研究者個々の業績に加えて、共同で『ローカル・ガバナンスと地域』を出版できるなど、研究はおおむね順調に進展していると判断できる。
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Strategy for Future Research Activity |
平成29年度は9月まではStage 4の実証研究を継続し、各班の研究の完了に努め、その成果を公開するための準備に入る(Stage 5)。各班の研究は「新しい政治空間とガバナンスへの展望」を共通課題として調査や討議結果のまとめに入り、関連国内・国際会議等で成果公表するとともに、29年度の後半には『現代地政学事典』(丸善出版にて編集準備中)の各項目執筆へと結実させる。そのため総括となる各班の研究会と全体研究会を開催する。
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Research Products
(43 results)
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[Book] ローカル・ガバナンスと地域2017
Author(s)
佐藤正志・前田洋介・美谷薫・梶田真・神谷浩夫・山﨑孝史・富樫幸一・畠山輝雄・丸山真央・中條曉仁(下線は編者)
Total Pages
278(i-iv, 1-17,56-81, 108-132, 240-262)
Publisher
ナカニシヤ出版
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