2018 Fiscal Year Annual Research Report
A Transnational History of Asia-Pacific Order: The Setback and Regeneration of "Cultural Internationalism"
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15H03320
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
中嶋 啓雄 大阪大学, 国際公共政策研究科, 教授 (30294169)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 豊 京都外国語大学, 外国語学部, 教授 (00278748)
小倉 佳絵 (高光佳絵) 千葉大学, 国際教養学部, 准教授 (10334591)
三牧 聖子 高崎経済大学, 経済学部, 准教授 (60579019)
廣部 泉 明治大学, 政治経済学部, 専任教授 (80272475)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | トランスナショナル・ヒストリー |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度である本年度は、本課題に関わる研究の集大成として、12月15日(土)、16日(日)の両日、研究代表者の所属先である大阪大学大学院国際公共政策研究科において、"Workshop on Regional Governance of the Asia-Pacific in the Early Twentieth Century: Imperial Rivalries, International Organizations and Intellectuals"と題する国際ワークショップを開催した。 国内から4名の研究分担者と本研究課題の特任研究員、加えてアメリカ合衆国本土と20世紀アジア・太平洋秩序の結節点とも言えるハワイ、また英連邦の一部としてアジア・太平洋秩序形成に深く関与したオーストラリアから、それぞれ当該主題について世界の学界を牽引する研究協力者3名を招へいして、報告および討議を行なった。 具体的には20世紀アジア・太平洋秩序研究全般の視座について2本の報告(この分野の古典的研究である入江昭『極東新秩序の模索』とライシャワー/フェアバンク学説の再考)、また両大戦間期を対象にウィルソン主義と太平洋問題調査会(IPR)、スポーツとアジア・太平洋秩序、学生交流(日米学生会議、日比学生会議)、満州国承認問題とIPR、前駐日大使ウィリアム・キャッスルと日米民間関係について、5本の報告が並んだ。さらに第二次世界大戦期から戦後を視野に入れて、日本のアメリカ研究者のアジア・太平洋秩序構想、社会科学研究評議会(SSRC)比較政治委員会と近代化論についての報告2本で締めくくられた。 年度末にはワークショップに提出されたペーパーを一部改稿し、海外の英文出版社に企画書を提出した。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(19 results)