2017 Fiscal Year Annual Research Report
A Comprehensive Study of Edmund Burke's Social Science from the Perspectives of Historiography and the History of Ecomonic Thought
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15H03332
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
中澤 信彦 関西大学, 経済学部, 教授 (40309208)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
真嶋 正巳 広島文化学園大学, 社会情報学部, 教授 (00270033)
角田 俊男 武蔵大学, 人文学部, 教授 (20227458)
犬塚 元 法政大学, 法学部, 教授 (30313224)
桑島 秀樹 広島大学, 総合科学研究科, 教授 (30379896)
苅谷 千尋 立命館大学, 公務研究科, 助教 (30568994)
立川 潔 成城大学, 経済学部, 教授 (50197373)
土井 美徳 創価大学, 法学部, 教授 (60306082)
佐藤 空 東洋大学, 経済学部, 講師 (60749307)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 思想史 / 経済政策 / 西洋史 / 政治学 / 美学 |
Outline of Annual Research Achievements |
3年間の共同研究プロジェクトの3年目(最終年度)にあたる2017年度も、2015年度・2016年度と同様に、ほぼ当初の計画通りに順調に研究を進めることができた。 科研費の申請時に出版を約束していたプロジェクトの成果となる書物については、それを中澤信彦・桑島秀樹編『バーク読本――〈保守主義の父〉再考のために――』(昭和堂、2017年8月)としてまとめ、プロジェクト期限内に出版することができた。メンバー全員が寄稿(分担執筆)したこの書物は、「バークの経済思想および歴史叙述の特質と意義を解明することを通じて、バークが構想した/し得た社会科学の全体像をできるだけ包括的に描き出し、それがヒュームやスミスに比肩しうるような豊かな内容――(今日で言うところの)哲学・歴史学・法学・政治学・経済学の総合的探究――を有している次第を説得的に示す」という本プロジェクトの中心課題――海外でもほとんど例がないきわめて野心的な課題――に真正面から挑んでいる。本書は社会科学者バークに関するスタンダードな見解を提供するものとして今後長く読み継がれることが強く期待されている。 中澤と佐藤が主として担当している研究成果の国際発信についても、論文(中澤)と書物(中澤)の両方において研究業績を残すことができた。中澤は国際査読誌に2本の論文(英語)が採択され、掲載されるにいたった(2本のうち1本は掲載予定)。佐藤はPalgrave Macmillanから単著(英語)を公刊した。 年2回開催予定だった本科研費にもとづく研究会は、校務等の関係でメンバーのスケジュール調整が難航し、残念ながら1回(東京、2017年6月)の開催にとどまったが、それを除けば、ほぼ当初の研究実施計画通りに共同研究を進めることができ、研究実績を着実に残すことができた。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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