2017 Fiscal Year Annual Research Report
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15H03360
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Research Institution | National Graduate Institute for Policy Studies |
Principal Investigator |
黒澤 昌子 政策研究大学院大学, 政策研究科, 教授 (40275813)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武石 惠美子 法政大学, キャリアデザイン学部, 教授 (70361631)
大沢 真知子 日本女子大学, 人間社会学部, 教授 (90223792)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 労働経済学 / 人事管理 / ワークライフバランス / 働き方改革 / 女性活用 |
Outline of Annual Research Achievements |
企業と管理職、その部下の3層に対するアンケート調査を19社に対して実施し、165の職場情報とマッチされた802の一般従業員データを得ることができ、そのデータの分析を開始した。この19社に対しては各企業のデータと全体との比較を示したデータのフィードバックを行った。また四季報や就職四季報、会社のHP等から財務データや採用データなどの情報を追加した。また、1000人以上規模の企業で働く20~40歳の大卒正社員(ホワイトカラー)に対してweb上で実施した調査からは、2060の一般従業員サンプルを得ることができた。さらに、08年に経済社会総合研究所の実施した「ワーク・ライフ・バランスと生産性に関する調査」の個票データに財務データを追加したデータを入手することができ、それを用いた分析を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
調査方法を大幅に変更したことで、協力企業の実査が夏以降に後ろ倒しとなった。それに伴い、分析開始時期に遅れが生じた。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度には、平成29年度中に実施した企業・管理職・その正社員部下(ホワイトカラー)に対する三層アンケート調査、ならびに1000人以上規模の企業で働く20~40歳の大卒正社員(ホワイトカラー)に対するweb調査から得られたデータの分析を引き続き行う。とくに、柔軟な働き方の実態について、職場や上司要因との関連を明らかにするとともに、柔軟な働き方や裁量の度合い等が人々の就業意欲や満足度、WLコンフリクトや主観的生産性に与える影響を、企業レベルでの戦略、職場・上司特性との関連に注目しながら検証を続ける予定である。分析結果は、年度後半に日本女子大学現代女性キャリア研究所と共催で開催するシンポジウムにて公表する予定である。
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Research Products
(9 results)
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[Presentation] What’s Holding Back Japanese Women2017
Author(s)
Machiko Osawa
Organizer
Gender , Equality and Employment in Japan: Reflections on three decades of Equality, Japan Research Center, School of Oriental and African Studies, University of London
Int'l Joint Research / Invited