2017 Fiscal Year Annual Research Report
Long-Term Trends and Fluctuations of Foreign Trade, Domestic Commerce, and Commodity Prices in Colonial India: A Statistical Study
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15H03369
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Research Institution | Research Institute for Humanity and Nature |
Principal Investigator |
杉原 薫 総合地球環境学研究所, 研究部, 特任教授 (60117950)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
神田 さやこ 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (00296732)
木越 義則 名古屋大学, 経済学研究科, 准教授 (00708919)
西村 雄志 関西大学, 経済学部, 教授 (10412420)
小川 道大 金沢大学, 国際基幹教育院, 准教授 (30712567)
小林 篤史 大阪産業大学, 経済学部, 講師 (40750435)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | インド / 「長期の19世紀」 / 外国貿易 / 国内交易 / 物価 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は計3回の研究会を開催した(第1回:8月2日於地球研、第2回:11月18-19日於京大、第3回:2月12日於地球研)。すべてのメンバー(分担者と協力者を含む)が計18本の発表を行い、個人研究の詳細な成果を共有した。さらに、2018年3月にTirthankar Roy教授(London School of Economicsを招聘し、成果の一部を討論した。 杉原は、ロンドン大学で各地のAdministration Reports を追加収集し、そこに断片的に収録されている情報を外国貿易、沿岸交易、鉄道交易統計と照合することによって、19世紀初頭から1880年代にいたる統計を総合的に解釈しようと試みた。 それと並行してBritish Libraryから多くの追加資料を入手して年代的な欠落を埋め、データベースの構築を進めた。杉原は2016年度10月にGRIPSから京都の総合地球環境学研究所へ異動したが、2017年度も引き続きGRIPSの杉原研究室で谷中紘子さん(リサーチアシスタントとして雇用)をハブとして作業を続けた。2018年2月にすべてのデータを地球研に移し、メンバーの閲覧を可能にした。 これらの作業から、19世紀初頭から1880年代にかけての国内交易の拡大過程をある程度整合的、総合的に明らかにすることができた。イギリスの植民地支配が鉄道建設などをつうじてもっとも進展した時期においても、伝統的な国内交易は、衰退したり新しい交通手段によって単にとってかわられたりしたのではなく、地域の多様性を維持しつつ、拡大したことが明らかになった。 残念ながら、年度内に主要な目的であるデータの公開とそれに基づく論考を刊行することはできなかったが、2018年度中に成果をまとめる作業を進めている。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(30 results)
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[Book] “Competition or Collaboration? Importers of Salt, the East India Company, and the Salt Market in Eastern India, c.1780-1836”, in Ghosh, Sanjukta, Rashkow, Ezra and Chakraborty, Upal. eds., Memory, Identity and the Colonial Encounter in India: Essays in Honour of Peter Robb2017
Author(s)
Sayako Kanda
Total Pages
367(249-275)
Publisher
Routledge
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