2016 Fiscal Year Annual Research Report
Basic Promotion Research on East Asian Welfare-related QOL in 21st century global society
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15H03438
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
黒木 保博 同志社大学, 社会学部, 教授 (20121593)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近藤 理恵 岡山県立大学, 保健福祉学部, 教授 (60310885)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 社会福祉学 / 国際福祉 / 福祉関連QOL |
Outline of Annual Research Achievements |
量的調査では、地域住民を対象にする人権尊重・生活自立・生活環境を要素とする「福祉関連QOLに関する調査票」を作成し、研究協力者の協力を得て日本での量的調査を終えている。また、韓国語による調査票の作成に取り組み、韓国調査を実施することができた。また平成29年度に計画していた中国語版の「福祉関連QOLに関する調査票」を早く作成することができたことから、この年度中に台北市を中心にした調査を実施することになった。6月に現地訪問をして、調査委託先との綿密な打合せと調査協力者との打合せを済ませた。8月から10月の2ヶ月間をかけてアンケート調査を実施した。台湾における保育所・幼稚園児童の保護者を調査対象にして2,000名に調査票を配布し、1,395名の調査票回収を得ることができた。現在、データ解析を連携協力者に依頼している。 また質的調査では、計画通りに9月にアメリカ合衆国ワシントンD.C.にて実施することができた。調査先としては、United Planning Organization,Head Start,Coalition on Human Needs,Capital Area Food Bank,Soul Programs等である。また協力研究者が所属する大学での資料収集をすることもできた。12月には韓国ソウル市を訪問し、調査を実施した。調査先としては、子ども財団児童福祉研究所、江東総合社会福祉館、性売買被害相談所、皆とともに相談センター、韓国社会福祉教育協会、さらにノウォン区青少年福祉相談センター、ソウル市町共同総合支援センターを訪問し、面談調査を実施した。現在、それぞれに得られたデータを解析している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
量的調査では計画していた日本、韓国、台湾での調査を実施することができた。得られたデータを解析中である。また質的調査も2015にイギリス・ロンドン、2016にアメリカ合衆国・ワシントンD.C.、2015,2016に韓国で実施することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究課題も最終年度を迎えている。量的調査は計画の通りに実施できた。得られたデータを解析中であり、成果を報告書にまとめていきたい。 また質的調査でも計画にあるドイツでの調査を予定している。また韓国においても引き続きの調査を予定している。
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