2018 Fiscal Year Annual Research Report
Empirical study on the structure of cyber-bullying and its countermeasures
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15H03491
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Research Institution | Bukkyo University |
Principal Investigator |
原 清治 佛教大学, 教育学部, 教授 (20278469)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山内 乾史 神戸大学, 大学教育推進機構, 教授 (20240070)
松浦 善満 龍谷大学, 文学部, 教授 (40243365)
大多和 直樹 帝京大学, 文学部, 准教授 (60302600)
小針 誠 青山学院大学, 教育人間科学部, 教授 (90388067)
小林 至道 青山学院大学, アカデミックライティングセンター, 助手 (60784692)
浅田 瞳 華頂短期大学, 幼児教育学科, 准教授 (80454859)
堀出 雅人 華頂短期大学, 総合文化学科, 講師 (50710638)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | ネットいじめ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は京滋エリアを対象とした大規模調査の追跡調査を主に行った。2015年に実施し、調査協力を得られた学校を中心にアンケート調査を実施した。一方で、追跡調査をした学校のうち、ネットいじめの発生率が①高い学校、②中程度の学校、③低い学校に分類し、対象の学校のネットいじめの被害者の属性がどのように変化したのか、変化したのであればどのような要因が考えられるのかを明らかにした。 結果として、2015年データから①や②の学校では、家庭でのネットルールのある生徒が増えており、それに伴い発生率も低くなり、相関関係が確認できた。一方で、2015年調査では高校生の8割程度は「ネット上に自分の悪口を書いた人物を特定できる」と回答したが、もっとも新しい追跡調査結果から、匿名性のあるネットいじめが増加傾向にあることが確認された。2015年データではネットいじめの半数が「twitter」によるものであったが、追跡調査では大きく数値を下げていることも明らかとなった。 また、ネットいじめに関する啓発活動についても、②や③の学校では学校独自の状況を踏まえたきめ細かな指導が行われている一方で、①かつ郊外の学校では啓発活動も通り一遍のものが多く、子どもたちの実態に沿った啓発となりにくい実態も明らかとなった。 本研究を通して、ネットいじめの様態は4年という短いスパンであってもその対象や状況、性質が変化しており、今後同様の調査を実施した場合、似通っている部分と大きく異なる部分が出てくることが想定される。 この違いについては、次の科研調査によって他国との国際比較とともに明らかにしていきたい。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(4 results)