2019 Fiscal Year Annual Research Report
符号・球面デザイン・グループテストに内在する組合せデザイン とその最適性の研究
Project/Area Number |
15H03636
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Research Institution | Chubu University |
Principal Investigator |
神保 雅一 中部大学, 現代教育学部, 教授 (50103049)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三嶋 美和子 岐阜大学, 工学部, 教授 (00283284)
繆 いん 筑波大学, システム情報系, 教授 (10302382)
盧 暁南 山梨大学, 大学院総合研究部, 特任助教 (10805683)
佐藤 潤也 名古屋大学, 情報学研究科, 准教授 (20235352)
澤 正憲 神戸大学, システム情報学研究科, 准教授 (50508182)
金森 敬文 東京工業大学, 情報理工学院, 教授 (60334546)
籾原 幸二 熊本大学, 大学院先端科学研究部(理), 准教授 (70613305)
城本 啓介 熊本大学, 大学院先端科学研究部(工), 教授 (00343666)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | グループテスト / almost orthogonal array / locating array / fMRI |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は2019年度が最終年度であったが,コロナ禍のため,最終年度に予定していた国際会議を実施することができず,2020年度に研究費の一部を持ち越した.したがって,2019年度と2020年度の研究実績を記載する. (1)2019年度,2020年度は,fMRIによる脳への刺激の時系列的効果を効率よく推定するための実験計画的手法について,その最適性の研究と最適なcirculant almost orthogonal array (CAOA)を構成する組合せ論的手法の研究を行った.2019年度から2020年度半ばまでは,刺激が1種類の場合の配列を実験回数が4で割って2余る場合について研究を行った.その結果,これまでに知られていた最適な情報行列と同等の最適性を持つ新たな情報行列の構造を明らかにすることができ,その情報行列の構造を持つCAOAの方が,刺激の継続時間を長く推定できることも明らかにした.その結果を国際誌に投稿し,すでに論文として公開されている.また,2020年度後半は,水準数が3(刺激の数が2種類)の場合についても研究を進め,最適性を持つ情報行列の構造について新たな研究成果を得ている.この研究は,本科研費が終了後も継続して研究を行う予定である. (2)locating array, fingerprint code, 球面デザインの研究についても各研究分担者が研究を行い,多数の論文などの研究成果を得た.中でも、研究分担者澤氏は、統計的実験計画法、代数的組合せ論、求積公式の3つの分野にまたがる個別の研究を統合して、互いの研究成果の関連と差異を明らかにし、分野間の研究連携を図る特筆すべき成果を得た。この研究は英文でまとめられ、数学誌、統計学会誌などにその総合報告論文が掲載されている。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(42 results)