2015 Fiscal Year Annual Research Report
筋シナジーの診断に基づく下肢運動のニューロリハビリテーション
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15H03949
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
宮崎 文夫 大阪大学, 基礎工学研究科, 教授 (20133142)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平井 宏明 大阪大学, 基礎工学研究科, 講師 (60388147)
植村 充典 大阪大学, 基礎工学研究科, 助教 (00512443)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | リハビリテーション / 脳神経疾患 / 知能機械 / 人間機械システム |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、研究代表者らの筋シナジー抽出/予測/解析技術とロボット技術の融合により、脳卒中リハビリテーションの新展開を図るロボット療法の研究基盤を確立することを目的とする。ここでは、「歩行再建のための運動介入とロボットトレーニング」に焦点を当て、身体協調性(筋シナジー)に基づく身体の平衡点と剛性の調整訓練が脳卒中患者の下肢リハビリテーションに効果的であることを、臨床試験を通じ実験的に実証する。具体的には、以下の3つの小課題を克服することにより、課題の達成を目指す。 1. 診断 ― 異常な筋シナジーの定量評価 2. 治療 ― 正常な筋シナジーの再獲得を促進する運動介入プロトコルの開発 3. 効果 ― 臨床試験による運動介入効果のエビデンスの獲得 初年度は、日常生活における様々な下肢運動(足漕ぎ運動、歩行運動、坂道運動、階段運動、走行運動)を対象に、被験者の身体協調性を解析するとともに、身体の平衡点及び剛性の推移を同定した。本結果は、脳卒中患者の異常な筋シナジーの定量評価に用いることができる。また、上記診断より明らかとなる身体協調性の差異に基づき、適切な身体協調が実現されるように身体の平衡点と剛性の調整訓練を行うロボットトレーニングシステムを現在、開発している。 これらの技術に関連する研究成果は、学術論文誌(4件)、学会発表(10件)、書籍(1件)にまとめられている。また、関連技術について米国特許(1件)を取得した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現在のところ、研究遂行する上で大きな問題を生じていないため。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度に得られた成果に基づき、来年度も計画どおり研究を進めていく予定である。
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Research Products
(17 results)
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[Presentation] ヒトの走行運動のエネルギー解析2015
Author(s)
亀田 誠二, 松岡 慎也, 富永 健太, 植村 充典, 平井 宏明, 宮崎 文夫
Organizer
第33回日本ロボット学会学術講演会(RSJ2015)
Place of Presentation
東京電機大学(東京都足立区)
Year and Date
2015-09-03 – 2015-09-05
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